学生時代の学校暴力を認めた俳優ジスの所属事務所キーイーストが、ドラマ『月が浮かぶ川』(原題)の制作会社ビクトリーコンテンツが提起した損害賠償請求訴訟に対する立場を明らかにした。
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4月2日、キーイーストは公式立場を通じて「突然の俳優の交代による制作会社と複数の制作陣が経験する困難な状況に深く共感し、俳優ジスの分量代替のための追加撮影分に要した合理的な費用に限り、責任を負う意向があることを明らかにした」と伝えた。
続いて「ビクトリーコンテンツ側が提示した制作費の推定額で最終合意をするには、具体的な根拠が不足するため、実際の精算内訳を提供してくもらえるよう丁重に要請した」とし、「まだ撮影が進行中で最終精算までには1カ月以上の時間がかかる予定であるため、その前からもまずは助けになろうと、いくつか先払いをさせてほしいとまで提案した」と明かした。
そして「ビクトリーコンテンツ側が主張するように、当社の非協力的な対応で合意が白紙化したというのは事実と大きく異なる」と強調した。
先立って3月2日、とあるオンラインコミュニティにはジスが学生時代、学校暴力の加害者だったという暴露文が登場。疑惑が浮上するとジスは認め、「一生拭えない自分の過去を反省する」と謝罪した。
『月が浮かぶ川』側はジスの途中降板を決定。撮影が95%進んでいる状況にもかかわらず、代役ナ・インウを立てて再撮影し、現在もドラマが放送中だ。
一連の騒動のなか、4月2日、制作会社ビクトリーコンテンツが「当社は2021年4月1日付で(株)キーイーストを相手に、当社の損害額の一部を請求する損害賠償請求訴訟をソウル中央地方裁判所に提起した」と発表。「キーイースト側と損害賠償に対する協議を誠実に進めようとしたが、キーイースト側の非協力により、やむを得ずこの事件の訴訟を提起した」と伝えていた。
以下、キーイーストの立場全文。
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こんにちは。キーイーストです。
ドラマ『月が浮かぶ川』の制作会社であるビクトリーコンテンツの訴訟提起と関連し、当社の立場を申し上げます。
キーイーストは所属俳優ジスに学校暴力論議が起きた後、制作会社のビクトリーコンテンツ、KBS放送局と緊密に協議をし、俳優ジスも何の前提なしに早々と謝罪しました。これは具体的な事実関係が確認、把握されていなかったにもかかわらず、ただドラマにこれ以上の被害を与えないためでした。
当社は、突然の俳優の交代による制作会社と複数の制作陣が経験する困難な状況に深く共感し、俳優ジスの分量代替のための追加撮影分に要した合理的な費用に限り、責任を負う意向があることを明らかにしました。
ただビクトリーコンテンツ側が提示した制作費の推定額で最終合意をするには、具体的な根拠が不足するため、実際の精算内訳を提供してくもらえるよう丁重に要請するとともに、まだ撮影が進行中で最終精算までには1カ月以上の時間がかかる予定であるため、その前からもまずは助けになろうと、いくつか先払いをさせてほしいとまで提案しました。
当社はこの間、KBS放送局とドラマ制作社協会側に客観的な仲裁も要請しながら、合意に達することができるよう誠実に努力してきました。したがってビクトリーコンテンツ側が主張するように、当社の非協力的な対応で合意が白紙化したというのは、事実と大きく異なります。
制作会社ビクトリーコンテンツと監督、出演陣、スタッフたちの苦労でドラマの正常化がなされている状況で、これ以上いかなる混乱も発生せず、ドラマが無事に放映されることだけを願い、当社も最大限の対応を自制してきました。にもかかわらず、残念ながら円満な合意に至っていない状況を残念に思い、キーイーストは最後まで本事案を解決するために最善を尽くします。
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