K-POPガールズグループMAMAMOO(ママム)の所属事務所として知られるRBWが、公式SNSに“ひとつの中国”を支持する文章を上げて注目を集めた。
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3月31日、RBWは公式インスタグラムと中国ウェイボーのアカウントを通じて、「私たちの会社は“ひとつの中国”の原則を固守する」といった内容の文章を英語と中国語で投稿した。
“ひとつの中国”とは、台湾や香港、マカオなども中国の領土の一部とする主張のこと。K-POPグループで活動している一部の中国人メンバーが、SNSを通じて同じ内容を支持する文章を上げたりもしている。
RBWの投稿は瞬く間にオンラインコミュニティなどを通じて拡散され、韓国内外のネット上で議論を巻き起こした。するとRBWは投稿を削除し、「内部的に協議されていない内容の投稿文で混乱を与えて申し訳ない」と謝罪した。
その後、「本日明け方、内部的に論議されていない投稿文が会社SNSにアップロードされた。確認の結果、職員の単独行動によって生じたことで、発見後、即削除した」との公式立場を発表した。「職員の個人行動だが、心配をかけて申し訳ない」とも付け加えた。
最近の韓国芸能界は、何かと中国関連に敏感な時期だ。
特に韓国ドラマで顕著となっており、例えばNetflixでも配信中のドラマ『ヴィンチェンツォ』に中国食品メーカーのビビンバが登場すると、非難が続出し、そのシーンを削除する事態となった。
また韓国時代劇『朝鮮駆魔師』は、3月22日に放送された第1話で、朝鮮王朝時代という設定にもかかわらず、朝鮮側に中国風のインテリアをはじめ、ピータンや月餅、饅頭など中国式の料理が登場したことで、史実と違うと批判され、最終的には放送中止となっている。
一連の騒動がここまで問題視されるのは、中国がキムチや韓服などを「自国の文化」と主張している背景があるからだろう。
いずれにしても中国関連の騒動はセンシティブな問題だけに、RBW側も今回の投稿文を即削除し、謝罪したと見られている。
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