『トンイ』ハン・ヒョジュの代役も。韓国時代劇の“隠れキャスト”が語る「世知辛さと希望」

2021年01月24日 話題 #韓流時代劇

数多くの韓国時代劇で役者に代わって代筆を行った書道家イ・ジョンファさんが、厳しい現実と希望を語った。

【写真】『トンイ』から11年、あの名子役が“爽やか美女”に

イ・ジョンファさんは、1月20日に放送された韓国tvNバラエティ番組『YOU QUIZ ON THE BLOCK』にゲスト出演。7歳の頃から書道をはじめ、大学・大学院でも書道を勉強したと自己紹介した。

彼女はこれまで『トンイ』をはじめ、『アラン使道伝』『根の深い木 -世宗大王の誓い-』『太陽を抱く月』『六龍が飛ぶ』『奇皇后 ~ふたつの愛 涙の誓い~』『ミスター・サンシャイン』『新米史官ク・ヘリョン』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』などにも参加したという。

(画像=tvN)

各ドラマに主演した女優ハン・ヒョジュ、シン・セギョン、キム・テリ、IU(本名イ・ジウン)らに代わって、作中で文字を書く演技をしたとのことだ。

(画像=tvN)

ところが、人気ドラマで仕事をしてきたにもかかわらず、ギャラは微々たるものという。

「収入が少ないのでやっと食べてます。私はいわばフリーランスなので。(書道に対する)人々の関心がなくなっているので、生計を維持するのが厳しくて。一月の収入が20万ウォン(約2万円)の時もありました。いい歳なので親にお小遣いももらえず、なんとかやっています。そういう状況に置かれるたびに、(書道が好きな)自分の純粋な気持ちが小さくなるので怖いです」

ちなみに、彼女の父親であるイ・ジュヒョンさんも有名な書道家で、時代劇『ホジュン 宮廷医官への道』『宮廷女官チャングムの誓い』、映画『群盗』『わが国の語音』など、あらゆる時代劇のタイトルをデザインし、監修役として活動した。

父から書道の才能を引き継いだイ・ジョンファさん。生活の厳しさはあるものの、「いつかは書道が必要になる」という信念と前向きな誇りを伝えた。

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