過激すぎて“19禁”に!韓国で話題の高視聴率ドラマ『ペントハウス』の注目ポイント

2020年12月26日 テレビ #韓国ドラマ

現在韓国で爆発的な人気を誇っているSBSドラマ『ペントハウス』。

『ペントハウス』は退屈を感じる暇がないほどの強烈なストーリーと、息の詰まるほどのスピーディーな展開で、放送されるたびに最高視聴率を塗り替えるなど、驚異的な人気を見せている。

【写真】『ペントハウス』で“衝撃シーン”を演じたチョ・スミンの「みずみずしい美貌」

10月26日に放送された初回では全国視聴率6.7%だったが、12月22日に放送された最新回ではなんと24%もの数字に達したという。

過激な描写が多いことから、放送開始当初は批判も殺到したという本作。わずか2回の放送で中止を求める声が殺到し、結局放送委員会の注意を受けてそのまま継続されることになったという。

(写真=SBS)

過激すぎる内容

作中では殺人や不倫、暴力、いじめなど、人間のドロドロした真っ黒な部分をこれでもかというほど描いている。

なかでも特筆すべきは、中学生たちが同年代の女子に平手打ちをしてプールに突き落としたあと、ビールと紙幣を浴びせて火のついたケーキとともに車に閉じ込めるというシーンだ。

また散弾銃を乱射し、死体の指を切り落とすシーンでは、クエンティン・タランティーノが脚本を書いたのではないかという声まで出たほどだ。そしてこの回をきっかけに、一部放送では「19禁」(日本のR-18にあたる)となった。

ミステリー要素の「ミン・ソラ殺人事件」

主なあらすじは、ペントハウス“ヘラパレス”100階の「クイーン」、すべてを飲み込むほどの欲望を抱える「プリマドンナ」、上流階級入りを望む「女」たちが、高級一等地、教育レベル一等地を舞台に繰り広げる、不動産と教育戦争を描いたドラマだ。

メインストーリーと同時に、“衝撃の転落シーン”でミン・ソラ(演者チョ・スミン)を殺した犯人探しにも注目が集まっていた。

ミン・ソラは、ペントハウスに住む子供たちの家庭教師で、捨て犬と2人で強く生きる少女という人物だ。

(写真=チョ・スミンInstagram)ミン・ソラ役を演じたチョ・スミン

第1話でミン・ソラは何者かによって、高層ペントハウスから花火が飛び交う夜空に突き落とされる。真っ逆さまに転落していくなか、エレベーターに乗っていた「クイーン」シム・スリョン(演者イ・ジア)と目が合うものの、成す術なく落下したミン・ソラはガラス天井を突き破り、羽の生えた純白の像に鮮血を浴びせることとなった。

最新回では上流階級のなかで健気に生きるミン・ソラを殺した真犯人の正体が、意外な人物だったということでド級のどんでん返しを見せ、視聴者に多大な驚きを与えた。

キム・ソヨン演じる“悪女”役も話題に

また、キム・ソヨン演じる“悪女”チョン・ソジンも話題だ。

チョン・ソジンは生まれつきのお嬢様で、ほかの女の男でも欲しいものはとにかく手に入れないと気が済まないという自己中心的な女として描かれている。

そして、その役を演じるキム・ソヨンの“悪女っぷり”がすごいと話題になり、圧倒的な演技で視聴者たちの心を奪っている。

(写真=SBS)チョン・ソジン役のキム・ソヨン

まさに“悪女シンドローム”を巻き起こしていると言っても過言ではない。『ペントハウス』は非常識なストーリー展開と過剰な設定の作品だけに、好評を博している理由として彼女の演技は欠かせない要素と言える。

特に12月15日に放送された回では、父の死体を放置したままピアノを演奏する衝撃的な幕切れで観る者を驚かせた。

『ペントハウス』では、これまでキム・ソヨンが見せてきた率直で温かみのある姿は微塵も見当たらない。陰険でドス黒いオーラが漂うチョン・ソジンの存在感は圧巻の一言だ。

過激で見どころ満載なジェットコースタードラマ『ペントハウス』は、KNTVを通じて2021年2月に日本での放送も決定しており、今から待ち切れない。

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