BTS(防弾少年団)が語ったニューアルバムと兵役問題、そして今後の目標【現地取材】

2020年11月21日 話題 #BTS

BTS(防弾少年団)がニューアルバム『BE(Deluxe Edition)』で、全世界の人々に応援のメッセージを伝えた。BTSは「本質を忘れず、発展するアーティストになりたい」と語り、グラミー賞の抱負も明らかにした。

【写真】BTSメンバーがソウルの記者懇談会に登場!

11月20日、ソウルの東大門デザインプラザでBTSの新アルバム『BE(Deluxe Edition)』のグローバル記者懇談会が行われた。懇談会には、肩の負傷で回復中のSUGAを除き、RM、JIN、J-HOPE、V、JIMIN、JUNG KOOKが参加した。

RMは今回の新アルバムについて、「平凡で当たり前だった日常に戻りたいという僕たちの心情を素直に表現した」と紹介した。

「ファンと一緒に作ったアルバム」

今回の『BE(Deluxe Edition)』の特徴としては、ファンであるARMYと一緒にアルバムを制作したことを挙げた。

11月20日に行われたグローバル記者懇談会に参加したBTS

RMは「映像や作業プロセス、会議するところを多くの方々と共有しようと思った。 YouTube、Vアプリなどで僕たちの作業を生中継した。ファンの方々と一緒に作ったアルバムと感じられるように制作した」と話した。

JINも「アルバム作業を楽しんだ」とし、「アルバムのジャケット撮影も遠足に行くような気持ちで臨んだ。僕たちの感情に重点を置いたからか、現在と自分自身を振り返る時間になった。僕たちの率直な話にたくさん共感してもらえたら」と希望を表わした。

アルバム『BE(Deluxe Edition)』は、BTSメンバーが各分野別にPM(Project Manager/プロジェクトマネージャー)として参加した。

JUNG KOOK

まずJIMINがアルバム総括PMを務めた。彼は「SUGAヒョン(兄さんという意味)が提案した」とし、「メンバーたちの意見を収集して会社に送り、会社の意見をメンバーに伝達する架け橋としての役割を果たした。アルバム作業を開始するときに“Life Goes On”というキーワードが出てきた。RMヒョンの“何があっても人生は続く”という言葉にインスピレーションを受けたし、変化した日常において生活を維持する方法を伝えることができればどうかという言葉にメンバーたちが共感した。アルバムのタイトルは『BE』だが、この言葉の意味が今回のアルバムによく似合うと思って決めた」と説明した。

JIMIN

続いてRMは「架け橋の役割は大変だが、JIMINがしっかりやってくれた」と振り返った。

またVは、ビジュアル総括PMを引き受けた。Vは「ARMYたちにもっとカッコ良くて意味のある姿をお見せしたい。メンバーやARMYたちが熱心に応援してくれ、成功裏に終えることができた。メンバーたちがお互いを撮る自然な写真と日常を見せたかった」と、ビジュアル総括としての話を伝えた。

V

J-HOPEも「ステージ上の派手なBTSよりも、20代の青年たちの話を盛り込みたかった。実際の友人が集まったかのように、鏡を使った自撮りもしたし、笑って騒いでおもしろく参加した」と話した。

BTSの次の目標は何か

今回の『BE(Deluxe Edition)』には、4曲目の『SKIT』と8曲目の『Dynamite』を含めて、計8曲が収録された。RMは、タイトル曲『Life goes on』について「何があっても人生は続くというメッセージを伝えたいと思った」と語った。

またBTSは、3年ぶりにアルバムに『SKIT』(メンバー同士の会話)を追加した。今回の『SKIT』では、『Dynamite』でビルボードHOT100の1位を達成した鮮やかな瞬間を収めた。BTSは「ビルボードHOT100で1位になったときの瞬間を収めた。HOT100で1位を達成したときの僕たちの気持ちを生き生きと伝えられる」と話した。

BTSは「次の目標は何か」という質問に、常にアメリカのグラミー賞を挙げてきた。2021年2月1日に行われる第63回グラミーアワードの候補は、11月25日午前2時に発表される。それについてRMは、「まったく緊張しないといえば嘘。次の目標は何かと質問されたとき、いつも言及するひとつであるだけに、緊張しながら待っている」とし、「そうなればとても良さそうだ。僕たちも寝ないで見守るはず」と、期待感を表わした。

RM

J-HOPEは今後の目標について、「2020年は不断の努力をした。今回の2020年がターニングポイントだ。SUGAヒョンがこの場にいないので、寂しさを感じる。健康が最大の目標であり、良いことのようだ。6人のステージと7人のステージでは、あまりに違った。メンバーたちが健康に気を付けることが最大の目標だ」と語った。

J-HOPE

BTSは、Big Hitエンターテイメントの代表アーティストであるだけに、“第2のBTS”への期待についても触れた。JINは“第2のBTS”について、「後輩たちがもっと頑張ってくれると信じる。僕たちをロールモデルにする方もいえるが、自分たちの道を開拓するだろう」と話した。JIMINも「事実、“第2のBTS”という言葉は気分がいい。本当に僕たちをまともに見てくれているようでいい。もっと良い姿をお見せしたい」と抱負を明らかにした。

BTSの“長兄”であるJINは1992年生まれで、今年29歳だ。年齢を重ねるにつれて、兵役問題がオンライン上で話題となった。それについてJINは「兵役は当然の義務」とし、「国の呼びかけがあれば、いつでも応じるものだ。メンバーたちとよく話すのだが、全員が兵役に応じるとしている」と打ち明けた。

JIN

またRMは兵役問題がイシューとなることについて、「負担は常に感じている。有名税というように、僕たちが多くの愛を受けているから起こることだと思う。すべてが合理的と考えるわけではないが、たくさんの愛を受けているから、多くのイシューがある。ただただ受け入れようとしている」と述べた。

最後にBTSは今後の目標について、「着実に本質を忘れずに発展するアーティスト」と口をそろえた。J-HOPEは「デビュー当初は音源チャート1位になるアーティスト、競技場でコンサートができるアーティストになりたいという明確な目標があった。今いる場所が人を作るともいうので、もう少し本質的な目標に近づいていきたい。着実に本質を忘れずに発展していく人になりたい」と打ち明けた。

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