韓国MBCで放送された『ドキュFLEX ソルリがどうして気まずかったですか？』（原題）から始まった議論が、故ソルリさん（本名：チェ・ジンリ、享年25歳）の家族と、彼女の友人の舌戦に広がった。
ソルリさんの15年来の友人と明かしたAさんは、ソルリさんの実母の過去の行動について指摘しており、それを見たソルリさんの実兄が反論すると、実兄に対する暴露を行った。
Aさんは9月14日、インスタグラムに「ジンリ（ソルリさんの本名）が去ったので、私たちもジンリにとっては罪人だったことがわかる。だから何もする考えがなかった。私たちは、家族の方も同じ考えであると信じていた」と話し始めた。
続いて「しかしジンリの兄の方が、最近までジンリの兄であるということを利用し、ジンリのファンに連絡しているという話を聞いた」とし、「そしてテレビに出て、母親が私たちの知っている事実とは異なる発言をしているのを見て、沈黙だけが答えではないと思った」と、文章を書いた背景を明らかにした。
Aさんは「友人の家庭事情について話せば、どんな視線があるかもある程度予想している」とし、「それさえも甘受して、単純に友人が家族との関係を何度か訴えただけで、書いた文章ではないということを知っていただければと思う」と伝えた。
先立ってAさんは、9月10日に放送された『ドキュFLEX ソルリがどうして気まずかったですか？』に、ソルリさんの実母が出演して発言した内容について怒りを表した。
Aさんは、「ジンリ（ソルリ）が“小学生の時から働いたお金を母にすべて任せていたが、集めていたお金がない”と話していた。それで終わりではなかった。会社に前借りして使ったようだとも言っていた。ジンリが人々の非難や辛いスケジュールに耐えて仕事をしていたとき、家族の方々は何をしていたのか。母親は仕事をしていたと思っていたが、いつやめたのか。知らなくてじっとしているわけではない」と指摘した。
その後、ソルリさんの実兄がインスタグラムに「それでも尊重していた友人が、こんなことをするなんて。誰よりもよく知っている友人だと？お前はそんなことを言う立場ではない」と反論した。しかし実兄は9月14日未明、突然、謝罪文を投稿した。
実兄は「妹の友人の方々に一方的に暴力的な態度で接したこと、多くの口論が行き来し、暴力的な言動と不純な態度を見せた点、私のせいで噂の拡散が助長された事実を傍観していた点、妹の友人たちにほのめかした点、申し訳ありません」と謝罪した。
彼は「そして妹のファンの方々、大衆から受けてきた関心を悪用し、わいせつ、不純な行動をしたこと、私の不覚と短い考えで誤った行動を続けてきたことについて、申し訳ないという言葉伝え、反省して生きていく」と伝えた。
1994年3月29日生まれのソルリ（本名：チェ・ジンリ）さんは、2005年にSBSの時代劇『薯童謡』の子役で芸能界にデビュー。2009年にはガールズグループ「f(x)」のメンバーとして、歌手デビューした。
以降、ソルリさんはf(x)として活発な活動をしていたが、2015年8月に脱退。その後は女優として活動していた。ただ、積極的に更新するインスタグラムにノーブラ状態のプライベート写真を数回投稿してネット上で話題になるなど、“お騒がせタレント”の一面も。人気が高かった分、悪質コメントや噂も絶えなかった。
ソルリさんは2019年10月14日に自宅で亡くなっているのが発見された。享年25歳だった。ソルリさんの死後、その一因に悪質コメントの問題があるとされ、韓国の主要ポータルサイトは芸能記事のコメント機能を次々と廃止した。
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