『冬ソナ』俳優に続き、2AMメンバーが交通死亡事故の加害者に…目立つ悪質コメント

2020年08月06日 話題

K-POPグループ2AMのイム・スロンが起こした交通死亡事故で大きな衝撃が広がっているなかで、スターや遺族ら当事者の傷をえぐるような無分別な悪質コメントが目立っている。

8月4日、ソウル西部警察署によると、イム・スロンは8月1日の夜、ソウル恩平(ウンピョン)区の道路でSUV車を運転していた際、赤信号の横断歩道をわたった男性Aさんと衝突した。

Aさんは近くの病院に運ばれたが、残念ながら息を引き取った。事故当時、イム・スロンは飲酒をしていなかったことがわかっている。

イム・スロンの事故、法的な争点は?

とある法曹界の関係者は「不正な横断歩行者の死亡事故の場合、運転者の“事故回避”が可能だったかどうか、すなわち運転者が不正な横断をする歩行者を発見し、事故を避けることができたかどうかが争点に取り上げられる」と話した。

そして「運転者であるイム・スロンが前方注視義務を果たしていたが、被害者を発見することが困難な事情があった場合は、それについての過失なども争点になると思われる」と説明した。

イム・スロン

2019年10月には、ドラマ『冬のソナタ』にも出演していた俳優チョン・ウォンジュンが交通事故を起こし、10代のオートバイ運転者が死亡する残念な事故が発生した。チョン・ウォンジュンは信号がない交差点でマートに進入するために左折したのだが、オートバイを見つけることができずに事故を起こしたという。

【写真】交通事故を起こした『冬ソナ』俳優チョン・ウォンジュン

警察は、交通事故処理特例法違反の疑いで書類送検した。以降、チョン・ウォンジュンは遺族との合意を終え、12大重過失に該当しない事故であり、追加の容疑がないことが明らかになったため、交通事故処理特例法違反の疑いのみが適用されて事件を終えた。

イム・スロンと被害者に対して悪質コメントが

名前が知られているスターが交通死亡事故を起こしたという事実だけでも大きな衝撃だが、大衆を不快にさせているのは、悪質なコメントだ。

イム・スロンの事故ニュースが報じられると、一部のネット上ではイム・スロンに対する“人身攻撃”に近い悪質な書き込みが続いている。また逆に一部の熱狂的なファンがイム・スロンを擁護するだけでなく、死亡した被害者の人格を冒涜するといったケースも目立つ。

そのような無分別な悪質コメントは、すでに事故で十分に苦しんでいるスターと遺族に大きな傷を残す。芸能人という職業の特性上、無罪と結論が出たり、被害者側と合意を果たしたりしても、再び大衆の前に立つまでが容易ではない。

イム・スロンの所属事務所側も事件発生後、故人の冥福を祈り、遺族に哀悼の意を先に伝えてから、「イム・スロンは心身に深刻な衝撃を受けた状況」と付け加えた。

死者が発生しただけに、事故を起こしたスターに対する捜査と法理的判断は明確に行われなければならないだろうが、盲目的な悪質コメントは控えるべきだ。

ある業界関係者は「現行法上、交通事故の人身事故の場合、過失致死に分類される場合がほとんど。死亡者が発生したとしても、意図的な殺人とは明らかに異なる部分であるため、同一視して道徳的基準を適用するようなことがあってはならない」と指摘した。

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