共演者同士の何気ない暴露話が、思わぬ論争へと発展した。
女優ソン・イェジンの人柄をめぐる議論が広がり、当事者とされた子役の母親が自ら釈明に乗り出した。
子役チェ・ソユルの母親は8月24日、自身のSNSを通じてソン・イェジンの人柄論争に言及した。
発端は、イ・ビョンホンとソン・イェジンが主演を務め、チェ・ソユルも出演している映画『仕方がない』(原題)の制作報告会でのやり取りだった。
8月19日に行われた同イベントで、ソン・イェジンは「出産前にも母親役や離婚女性の役を演じたことはあるが、実際に経験してみると全く違った。何にも代えられない感情だった」と、母親になってからの演技の変化について語った。
すると、同席していたイ・ビョンホンが「撮影現場で見た姿とは少し違う」と切り出し、「劇中で僕たちの子ども役にシウォンとリウォンがいる。リウォン役の女の子が私たちにずっと質問してきた。私は答えていたが、いざ“アクション”がかかると感情を掴みきれなかった。でもソン・イェジンは一度も答えていなかった」と暴露した。
これに対しソン・イェジンは「子どもが好奇心旺盛で、アクションがかかる直前まで質問をしてきた」と説明し、「私はセリフもあって繊細な感情表現をしなければならなかったので、横で質問が続いたのは大変だった」と理解を求めていた。
しかしこのエピソードが伝わると、ソン・イェジンが子役の質問に答えなかったことを理由に「性格に難があるのでは」との声が浮上。非難が広がるなか、リウォン役のチェ・ソユルの母親が誤解を解こうとした。
チェ・ソユルの母親は「ふざけて話した面白いエピソードなのに、私たちとしても悔しい思いをしている。いずれ詳しく説明できる機会があると思う。事実は“優しかった”ということ」と釈明。さらに「サンタでも手に入れられない“オーロラピン”(韓国アニメ『キャッチ!ティニピン』のキャラクター)をソン・イェジンさんがプレゼントしてくださった」と明かし、人柄論争に終止符を打った。
◇ソン・イェジン プロフィール
1982年1月11日生まれ。化粧品のCMモデルとして1999年にデビュー。2001年のドラマ『おいしいプロポーズ』の主演に抜擢され、以降はドラマ『夏の香り』、映画『ラブストーリー』など数多くの作品に出演。日本では、映画『私の頭の中の消しゴム』で知名度を上げた。2020年、ヒョンビンと共演したドラマ『愛の不時着』で好演。2021年1月にヒョンビンとの交際を認め、2022年3月に結婚式を挙げた。同年11月には男児を出産した。
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