イ・ジュンギ主演ドラマ『悪の花』、ウェルメイドな良作の予感。その理由は?

2020年08月06日 テレビ #韓国ドラマ

現在放送中のtvNドラマ『悪の花』から、ウェルメイドな良作の香りが漂う。

本作は、暗い過去を持つ男ペク・ヒソン(演者イ・ジュンギ)と、彼の正体を疑い始めた妻チャ・ジウォン(演者ムン・チェウォン)が織りなすラブ&サスペンス。

【画像】イ・ジュンギに“そっくり”な子役登場。本人も驚き

「14年間愛してきた私の夫が、連続殺人鬼かも?」と疑い始めたチャ・ジウォンと、夫婦の周囲をうろつく記者キム・ムジン(演者ソ・ヒョヌ)、そしてペク・ヒソンの姉であるド・ヘス(演者チャン・ヒジン)が真実を追い求める。

数多くのKBSドラマスペシャルと『裸の消防士』などを手掛けた脚本家ユ・ジョンヒは、『悪の花』でも全体を貫くストーリーと共に細かいエピソードを上手く振り分ける優れた筆力を発揮。

そしてドラマ『空港に行く道』『自白』(原題)、『Mother』などで繊細な演出に定評のあるキム・チョルギュ監督が、真実と秘密の前に立つ人々の群像なタッチで描いている。

何よりも注目を集めたのは、“実力派俳優”イ・ジュンギとムン・チェウォンの共演だ。

2017年のドラマ『クリミナル・マインド:KOREA』以来2度目の共演となる2人は、愛し合う夫婦でありながら、秘密を隠そうとする者と刑事という立場を安定の演技力で表現し、ドラマの軸をしっかりと支えている。

また、記者役のソ・ヒョヌを初め、各エピソードに登場する助演を活躍も、ストーリーに立体感を与えながら多彩で豊かなドラマに仕立て上げている。

監督×脚本家×俳優陣が“一心同体”

(写真=tvN)

韓国は現在、平日には「視聴率0%台」のドラマもあるほど不振続きだ。

過去に人気を集めたラブコメや青春ドラマより、刑事ドラマなどの特定のジャンルが視聴者に選ばれているなか、『悪の花』にも好評が寄せられている。

他のドラマとは違う感覚を与えるストーリーと演出、そして俳優たちの熱演が調和し、平日ドラマとして新たな風を吹き込んでいる模様だ。

『悪の花』の関係者は、「脚本家、監督、俳優、制作スタッフの間の高いシナジーがポイントだ」とし、「ストーリー的には毎回の話が噛み合いながらも予測不可能な展開を繰り広げ、演出では『悪の花』だけのユニークな色味で高い完成度を誇っている。それに俳優らの説得力のある演技が加わり、回を重ねるごとに没入度も高まる予定だ」と期待を示した。

続けて「何よりも参加している全スタッフが、作品の方向性に対して確信を持ち、ひとつの方向に力を合わせているのがドラマの完成度を高めているポイントのようだ」と語っている。

ドラマ『悪の花』は、韓国tvNにて毎週水・木曜よる10時50分に放送中。

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