ソン・ヘギョとパク・ボゴム主演の韓国ドラマ『ボーイフレンド』(tvN)の人気が冷めることを知らない。
12月13日に放送された第6話の視聴率はケーブル、IP放送、衛星放送といった有料チャンネル加入世帯で平均8.6%、最高視聴率10.1%を記録した。
ケーブルチャンネル、総合編集チャンネルを含む同時間帯に放送したすべての番組のなかで視聴率1位となっている。
『ボーイフレンド』のストーリーそのものは単純だ。2人の男女が身分の差を乗り越えて恋に落ちるという内容は、ラブコメディの王道といっても過言ではない。
にもかかわらず、視聴者からの反響は大きなものだ。tvNの歴代ドラマ史上初めて、わずか2話で視聴率10%超えを果たした。さらにはアメリカを筆頭にヨーロッパ、アジアの各地100カ国以上で先行販売がされるなど、新たな旋風を巻き起こしている。
王道のストーリーとわかりきった展開が容易に想像できる一方で、このドラマが常に話題の中心にいるのはなぜだろうか。
「ピュアな新入社員が、実力はあるが冷酷なCEOと恋に落ちる」というのは、韓国ドラマにありがちなシンデレラストーリーだ。『ボーイフレンド』もその例外ではなく、陳腐とも思える内容に見合った展開が繰り広げられる。
そんななか、ただ一点目を引くのは“冷酷なCEOが女性”ということだ。