韓国の調査報道番組『2018 大韓民国とPD手帳』(MBC)が“性的暴行疑惑”以降、姿を消していた映画監督、キム・ギドクの近況に迫った。
キム・ギドクは過去に、自身の映画作品に出演を予定していた女優から、暴力被害にあったとして告訴されたことがある。その後も2人の女優が彼によるセクシャルハラスメントや性的暴行の被害を訴え、韓国で大きな物議を醸した。
12月11日に放送されたMBC年末特集『2018 大韓民国とPD手帳』では、キム監督がカザフスタンで撮影を行ったと報じられた。現地の映画関係者らと笑顔で写真を撮るキム監督の姿も公開されている。
現地メディアは「韓国の有名な映画監督キム・ギドクは、アルマトイで新作映画『ディーン』(原題)の撮影を終えた。この映画は2019年に公開予定」と報じた。
カザフスタンの映画関係者は、『PD手帳』側との電話のやりとりで「アルマトイで行った映画祭にキム・ギドクを招待し、そこで彼を知った」と話している。キム監督の体調については「とても良いように見えた」と答えた。
また、同関係者はキム監督をめぐる性的暴行疑惑について「私たちは、ただ熱心に仕事をしただけだ。職務と関係のない話は聞いたことがない。別の関係者たちも、そんな事実は教えてくれなかった」と話している。
『PD手帳』は去る3月と8月にも『映画監督キム・ギドク 巨匠の素顔』編で、キム・ギドクに浮上した性的暴行疑惑を集中的に取り上げている。
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