世界のカンヌも注目!俳優カン・ドンウォン主演新作映画『半島』制作発表会レポ

2020年06月16日 映画 #韓国映画

ついに「K-ゾンビ」ブームの元祖が帰ってくる。

「第73回カンヌ国際映画祭」のオフィシャルセレクションに選ばれた映画『半島』の公開が、7月に迫っている。

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本作は、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(以下、新感染)の続編。『新感染』から4年後、廃墟の半島に残された人々の死闘を繰り広げる姿を描き、俳優カン・ドンウォンやイ・ジョンヒョンが主演するアクションブロックバスター映画だ。

前作の『新感染』より壮大になったアクションとスケールが見どころで、映画のスチール写真や、ビジュアルが公開されるたびに韓国だけでなく海外の映画ファンの関心も高まった。

(写真=NEW)左からカン・ドンウォン、ヨン・サンホ監督、イ・ジョンヒョン

待望の映画『新感染』の続編

6月16日に行われたオンライン制作発表会で、ヨン・サンホ監督は「『新感染』の長所が観客にリアル体験を提供した点だというなら『半島』でもその点に気を配った。観客が実際にこの状況に出くわしたら…という体験的な映画を作ろうとした」と説明している。

ヨン監督は2012年にアニメーション映画『豚の王』(原題)で初めてカンヌ国際映画祭に招待され、2016年にもミッドナイト・スクリーニング部門に招待された。そして4年ぶりに映画『半島』で3度目のカンヌ入りを果たすことになった。

早くも『半島』が、全世界が待つ期待作であることを証明している。

これに対し、カン・ドンウォンは「カンヌ国際映画祭が通常通りには開催されなかったが、光栄に思う。海外の友人から“おめでとう”と連絡があった」と、感激した心境を語った。

イ・ジョンヒョンも「カンヌに行けなくて残念だが、良い演技を披露できる機会を下さって感謝している」と感想を述べた。

ゾンビを題材に自分だけの世界観をしっかりと固めてきたヨン・サンホ監督。前代未聞の災難の後、「廃墟と化した半島」という終末的な世界観の上に多彩なキャラクターたちを描き上げる予定だ。

カン・ドンウォン「必ず出たかった」

俳優らも出演を決めた理由の1つにヨン監督への信頼を挙げた。

カン・ドンウォンは「前作のある作品はプレッシャーだったが、台本を読むと面白かった。韓国では終末的な世界観の映画も無かったため、必ず出演したかった」と話している。

イ・ジョンヒョンは「元々ゾンビが好きだったし、『新感染』は映画館で5回観た。韓国でこのようなゾンビ映画が出ることを誇りに感じた。ファンだったので、連絡を頂いてとても驚いた。信じられなかった」と述べた。

『新感染』が1156万人の観客を虜にし、ゾンビジャンルの領域を広めたとすれば、『半島』は韓国を舞台にした終末的な世界観で、観客に目新しい衝撃を与えることが期待されている。

ヨン監督は、「慣れ親しんでいる韓国が4年くらい見捨てられたら、どうなるだろうかと考えた。洪水になったかもしれないし、船が倒れたりもする。様々な状況を考えながら、美術チーム・CGチームと空間をデザインした。見どころが非常に多いはず」と自負している。

(写真=NEW)カン・ドンウォン

『半島』の新しい主人公、カン・ドンウォンは生存者チョンソク役を演じ、ハードなアクションと感情変化を自身の演技力でこなしてみせた。

映画『チョン・ウチ 時空道士』『群盗』『プリースト 悪魔を葬る者』『人狼』など、毎回新しいジャンルとキャラクターに挑戦してきたカン・ドンウォンは『半島』について「上級者のアクションは、ほとんど習得済みなのでアクションスクールには行かなかった」とアクションに対する自信を示した。

イ・ジョンヒョンは人生初のアクション・ブロックバスターに挑戦する。

イ・ジョンヒョンが演じるミンジョンは、並々ならぬ生存力と母性愛を持った人物であちこちで襲ってくるゾンビの群れに全身で立ち向かい、銃撃シーンからカーチェイスまで高難度のアクションを披露する予定だ。

「アクション女戦士」になったイ・ジョンヒョンは、「監督が現場で理解しやすい演技をしてくれて助かった。すでに台本に詳しく書かれていたので、苦労することなくうまく出来たと思う」と話した。 

映画『半島』は7月に、韓国と世界主要国で同時公開される予定。

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