BTSのVが、グローバルスーパースターとしての地位を改めて証明した。
Vは最近、アメリカ・ロサンゼルスのハリウッドで開催された「2025 VOGUE WORLD:HOLLYWOOD」に出席した。
今回の招待は、ファッション誌『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター本人によるもの。当日は、世界のファッション界と映画界を代表する人物100人が会場に集まった。
Vは、韓服(ハンボク)の曲線を思わせるコートに、玉の装飾が施された赤い組紐の腰帯を合わせ、韓国の伝統帽子・笠(カッ)を連想させる帽子を着用。コートの中にはグレーのスーツを身にまとい、左ポケットには120年以上の歴史を持つ懐中時計を差し込み、視線を集めた。
考証とディテールを徹底的に研究して完成させたこのルックは、韓服の美と現代的な感覚が見事に調和したものだった。
『VOGUE』は公式サイトを通じて、「VOGUE WORLD」に出席した100人の中から“ベストルック”を選出し、Vを女優ダコタ・ジョンソン、ハリー・ベイリー、モデルのウィニー・ハーロウ、歌手マイリー・サイラスらとともにメインフォトに掲載した。特にVはメイン画像の中央を飾り、世界ファッション界の中心に立った。
Netflix映画『K-POPガールズ!デーモン・ハンターズ』のマギー・カン監督はSNSで「Vが『Saja Boys』のジヌみたいだ」とし、「まるでジヌの実写版が現れた」と感嘆の声を上げた。
アメリカの男性ファッション誌『Esquire』は「Vが着用した時計は、これまで見た中で最も興味深いアイテムのひとつだ」とし、「ノリゲ(韓服に付ける装飾)からインスピレーションを得て懐中時計として再解釈された点が印象的だ」と分析した。
また、アメリカのファッション&ライフスタイル誌『New York Style Guide』は「V、2025 VOGUE WORLDでスタイリッシュにカムバック」というタイトルの記事で、「除隊後、Vがハリウッドに華麗に登場した。マイクの代わりにハイファッションのスポットライトを浴び、モダンなテーラリングと文化的感性を融合させたアンサンブルを披露した」と報道した。
さらに「Vは洗練された衣装とヘリテージ感を完璧に融合させ、世界的スターでありファッションインフルエンサーとしての地位を確固たるものにした」と評した。
『VOGUE』は公式SNSでもVを最も多く露出し、「VOGUE WORLD」を象徴する人物として扱った。現場のライブ配信でも、女優ニコール・キッドマン、歌手ドージャ・キャット、グレイシー・エイブラムスらと並んで名前が挙がり、別途リアクション映像も公開された。
ファッション界の“女王”と称されるアナ・ウィンターによる招待から、現場でのメイン配置まで。Vはこの日のイベントの実質的な主役だった。
◇V プロフィール
1995年12月30日生まれ。韓国・大邱広域市出身。本名キム・テヒョン。身長179cm。2013年にBTSのメンバーとしてデビューし、グループ内ではサブボーカルを務める。“美少年”と呼ぶに相応しいビジュアルとのギャップを感じさせる低音ボイスが特徴で、ボーカルラインの中でも主に中低音パートを担当している。優れたビジュアルが世界的に評価されており、映画情報サイト『TC Candler』が発表する「世界で最もハンサムな顔100人」の上位にたびたびランクインしている。兵役のため2023年12月11日に入隊し、2025年6月10日に除隊した。
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