韓国アイドル同士の私的映像を悪用し、金銭を脅し取ったレンタカー会社社長A氏に有罪判決が下された。
仁川(インチョン)地裁刑事14単独部(コン・ウジン判事)は10月19日、恐喝の容疑で起訴されたA氏に対し懲役8カ月、執行猶予2年、社会奉仕活動120時間を命じた。
レンタカー会社社長のA氏は昨年2月、あるガールズグループのメンバーに、運営するレンタカー会社から車両を貸していた。
返却された車両を確認していたA氏は、ドライブレコーダーに彼女がボーイズグループのメンバーと車の後部座席でスキンシップを取っている場面が録画されていることを確認した。
A氏はその後、女性アイドルに「昨日、車の後部座席で何をしていたんですか?ひどすぎませんか?」という内容のメッセージを送信。さらに男性メンバーの所属グループ名まで言及しながら、「ここまで言っても認めないなら、こちらとしても仕方ありませんね」「この車を買うのに4700万ウォン(約470万円)かかりました。とりあえず半分払ってください」と金銭を要求した。
これに対し、私生活の流出を懸念した女性アイドルは、その日の16時10分ごろに約370万ウォン(約37万円)を送金し、さらに約3時間後に約560万ウォン(約56万円)を追加で送金した。
A氏は2回の送金を受け取った数日後、再び脅迫を続けた。被害者に対し、「これはリアルタイムで録音されてるから、そのまま全部公開される」と脅し、怯えた被害者は3回にわたり、最終的に計979万3000ウォン(約100万円)をA氏に送金した。
これに関連し、裁判部は「被告人が執行猶予期間中に犯行を行った点は非難に値する」としながらも、恐喝金の返還および反省の姿勢などを考慮し、懲役刑の執行猶予を確定した。
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