イ・ビョンホンが、「トロント国際映画祭」(以下、「TIFF」)で韓国俳優として初めて「特別功労賞(トリビュート・アワード)」を受賞した。
今年50周年を迎えた「TIFF」は、去る9月7日(現地時間)に開催された毎年恒例の募金イベント「トリビュート・アワード・ガラ」でイ・ビョンホンに賞を授与した。
9月9日、イ・ビョンホンは自身のSNSを通じて受賞の感想を伝え、映画界に対する深い愛情とプライドを示した。彼は、「『TIFF』の50周年を心からお祝いする。今回が『TIFF』への5度目の参加だが、この祭典の一員になれたことを非常に誇りに思う」と話し始めた。
イ・ビョンホンは、「35年前にテレビドラマでデビューしたときから映画に対する愛情を常に大事にしてきた」として、「2000年、パク・チャヌク監督の『JSA』に出演して初めてヒット作の俳優になる夢を叶えた」と明らかにした。
続けて、「15年前にパク・チャヌク監督から聞いた話がついに映画『仕方がない』として完成し、皆さんにお披露目することになった」として、「この作品は必ず観客が観なければならない映画になると信じている」という感想を伝えた。
最後に、イ・ビョンホンは「今回の受賞が自分1人だけでなく、韓国文化が世界的に成し遂げた誇らしい成果と成長を認めてもらった証だと思う。謙虚な気持ちでこの栄誉を受ける」と感謝を表した。
これで、イ・ビョンホンは世界の映画界での地位を再度証明すると同時に、韓国俳優の地位を高める意味深い記録を残すことになった。
◇イ・ビョンホン プロフィール
1970年7月12日生まれ。漢陽(ハニャン)大学校在学中にアルバイトを通じて「コカ・コーラ」をはじめとした多数のCMに出演。母親の友人が韓国の地上波KBS主催の公開採用オーディションの願書を手に俳優の道を勧め、1990年にKBS公開採用14期生に合格した。翌年にはトップの成績で研修を終え、すぐにテレビドラマ『アスファルト、我が故郷』でデビューした。2000年に公開された主演映画『JSA』は韓国でメガヒットし、社会現象に。2004年にドラマ『美しき日々』が日本で放送された際には、クールさと強引さを兼ねそなえた男らしいキャラクターで視聴者の心を掴んだ。2019年には主演映画『白頭山大噴火』を通じて北朝鮮の工作員を熱演し、大きな反響を得た。
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