TWICEやNiziUなどが所属する韓国の芸能事務所JYPエンターテインメント(以下、JYP)が、「AIアーティスト」の制作に取り組むことがわかった。
JYPはテック系子会社のBLUE GARAGEとともに“前例のない”AIアーティストを制作し、エンターテインメントと技術の融合によるK-POPの新たなグローバル拡張にチャレンジする。
JYPとBLUE GARAGEが手掛けるAIアーティストは、「AIがファンの名前を呼び、交流できる存在になり得るのか」という問いに答えることを目指す。
この取り組みには、Z世代やアルファ世代を中心に仮想存在とのコミュニケーションが急速に拡大する世界的潮流の中で、K-POPやKカルチャーに根ざしたアイデンティティと最先端技術を組み合わせ、次世代アーティストの在り方を提示する狙いがある。
BLUE GARAGEのチョン・ミンジョン共同代表は「エンターテインメントの本質をAIで再創造する初の試みだ。JYPの独自のクリエイティブ/ファン対応力とAIの革新性を結合し、グローバルKコンテンツの新たな未来を提示したい」と抱負を語った。
BLUE GARAGEは今回のプロジェクトに向けて、「Creative & Fan」「Character」「Product & Engineering」の3部門で専門人材を募集。職種はシナリオ、音楽、マーケティング、3Dモデラー、UXデザイナー、LLM(大規模言語モデル)開発者など計17種に及び、企画から制作・技術実装まで幅広い領域をカバーする。
採用にあたっては、未来を先導する最精鋭のチームに合うレベルの成果報酬制度に加え、創造性と没入感を最大限に引き出す環境を提供し、挑戦の過程で成長と成果を同時に実現できるよう全面的に支援するとしている。応募は9月30日まで、JYPの統合採用サイトで受け付けられている。
BLUE GARAGEはJYPが設立したテック分野の子会社で、グローバルファンプラットフォーム「FANS」を通じて世界中のファンをつなぎ、コミュニティやコマース領域で革新を主導している。
さらに、JYP所属アーティストのIPを活用したデジタルサービスやキャラクター・MD事業、AIを含む新規テックビジネスの開拓などを展開しており、K-POPのグローバル拡張を支える中核拠点となっている。
プロデューサー兼歌手のパク・ジニョン(J.Y.Park)が設立したJYPには現在、TWICE、DAY6、Stray Kids、ITZY、2PM、NiziU、Xdinary Heroes、NMIXX、NEXZ、KickFlip、奔赴少年CIIU、BOY STORY、GIRLSETなどのアーティストが所属している。
(記事提供=OSEN)
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