韓国で“Queen旋風”!! 『ボヘミアン・ラプソディ』観客動員数600万人突破

2018年12月03日 映画

韓国で、映画『ボヘミアン・ラプソディ』から始まった“Queen旋風”が巻き起こっている。

イギリスの伝説的バンドQueenに対する熱気が劇場に続き、韓国社会や文化界全域に広がっている。映画『ボヘミアン・ラプソディ』は公開34日目の12月3日午前、観客動員数600万人の観客を突破。これは592万人を動員した映画『レ・ミゼラブル』(2012年)の観客動員数を抜いて、音楽映画としては歴代最高の興行記録だ。また2018年に韓国で公開された映画全体の中でも、第4位に該当する。

(関連記事:映画『ボヘミアン・ラプソディ』出演陣、韓国での大ヒットに「カムサハムニダ」

Queenの音楽を聴いて育った40~50代だけでなく、彼らの音楽をよく知らない10~20代からも『ボヘミアン・ラプソディ』は好評で、その人気は冷めない。

音源チャートにおいても、Queenの人気は高い。すでに映画と同タイトルの『Bohemian Rhapsody』は、音源サイト『Melon』でポップス日間・週間チャート1位となり、その他の音源サイトのリアルタイムランキングでも長期間、上位にランクインしている。また『Do not Stop Me Now』『I Was Born To Love You』など、Queenの名曲もランキング上位に。最近はさまざまな業種の広告でも使われており、韓国における関心と人気の高さを証明している。

スクリーンから始まった“Queen旋風”は、お茶の間にまで広がっている。

去る12月2日、MBCは1985年7月13日に英ウェンブリー・スタジアムで行われた大規模なコンサート「LIVE AID」の実況公演を放送した。YouTube上の再生回数が1億ビューを突破した「LIVE AID」は、1985年のエチオピア難民の飢餓問題を解決するための資金調達を目的に開かれたコンサートだ。

MBC『地上最大のコンサート、LIVE AID』

MBCは、当時録画中継されていた3時間分のうち100分を画質補正などを行い、『地上最大のコンサート、LIVE AID』というタイトルで放送した。番組放送後、「Live Aid」はリアルタイム検索語の上位となって話題を集め、視聴率は深夜を超えた時間にもかかわらず5.4%(ニールセンコリア集計)という高い数字を記録した。ちなみにMBCは、12月10日にもQueenを特集したドキュメンタリーを放送する予定だ。

「ビートルズのような伝説に」

『地上最大のコンサート、Live Aid』で解説を務めた音楽評論家イム・ジンモは、以下のように話す。

前へ

1 / 2

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集