韓国アイドルの過剰警護が「もはや暴行」と批判殺到 20歳女性が全治4週の診断でブチギレ

2025年06月11日 話題

K-POP女性グループ「Hearts2Hearts(ハーツトゥハーツ)」の警備員がファンに暴行を加えたという疑惑が浮上し、物議を醸している。

【写真】「警護員に頭を…」ファン涙の訴え

6月10日夜に韓国で放送された時事報道番組『事件班長』(JTBC)では、最近ネット上で広まっているHearts2Heartsの警備員による“過剰警備疑惑”について取り上げられた。

賛否両論

Hearts2Hearts
(写真=SMエンターテインメント)Hearts2Hearts

問題となったのは、空港で撮影された出国時の映像だ。警備員はシャトルトレインに搭乗するメンバーを護衛しながら、周囲のファンや利用客に「一緒に乗らないでください、出てください」と声をかけていた。

その後、あるファンの首元を腕で強く押さえつけ、「お前、頭おかしいのか?何をしているんだ!」と怒鳴る警備員の姿が。ファンが「私も乗らないといけないんです。チケット持ってます」と主張しても、警備員は「だから何だ?なんでメンバーを叩くんだ。なぜ叩いたんだよ」と声を荒げた。ファンは「叩いてません」と否定したが、警備員は「叩いたって言ってんだろ」と繰り返した。

この映像が拡散されると、「これは警備ではなく暴行ではないか」との批判が噴出。いくらアーティストを守るためとはいえ、若い女性ファンに対する制止としては行き過ぎだとの指摘が相次いだ。

さらに、飛行機のチケットを所持している一般乗客も利用するシャトルトレインの乗り場で「一緒に乗るな」「出ろ」と通行を妨げる行為自体が不適切だという声も上がった。

しかし、その後、別の角度から撮影された映像が公開されると、警備員を擁護する意見も。その動画では、カメラを手にした女性がメンバーに肩をぶつけ、そのまま中に入り込もうとする様子が確認できた。

これを見た一部のファンは「女性が先にメンバーと接触しているじゃないか」「警備員はそれを制止するために対応したのでは」と主張。ただし、例えそうだとしても、警備員の対応が過剰だったという見方は根強い。

そうしたなか、所属事務所のSMエンターテインメントは『事件班長』に対し、次のようにコメントした。

事務所の声明に被害者ブチギレ

「8日、アーティストの出国現場で、いわゆる“サセン(私生活を脅かすほどの過激ファン)”が空港入口から継続的にメンバーを押し、身体的接触を試みる行為を繰り返しました。マネージャーと警備員が何度も口頭で制止したにもかかわらず、接触を試み続けたため、一般の乗客への迷惑を減らそうと比較的空いている場所に移動しましたが、そこで再びメンバーに突進しようとしたため、警備員が制止する過程で物理的に力を使うことになってしまいました」

Hearts2Hearts
(画像=JTBC)『事件班長』で流れた警備の瞬間

続いて、「制止の過程だったとはいえ、過剰な対応であった点については、警備会社および警備員本人に対して抗議と再発防止を求めました。ご心配をおかけしたことをお詫び申し上げます。今後も公共の場でのアーティスト移動時に秩序を保てるよう、当社としても最善を尽くします」と付け加えている。

一方で、『事件班長』の放送直後、自分が映像に映っていたファンだと名乗る人物がSNSを通じて反論。「事実を捏造しないで」「頸椎捻挫、腰椎捻挫、右上腕捻挫、頭部挫傷および打撲、全治4週間の診断を受けた」とし、過剰警備による負傷被害を訴えたのだ。

さらに、「空港入口から継続的に押したことも、接触を試みたこともない。でもいいよ。腕の骨にヒビ入っても、脳の血管が切れてもさ」と皮肉まじりに投稿し、SMの説明に事実誤認があると主張した。

そして「メンバーと肩がぶつかったことについては完全に自分が悪いと思ってるし、土下座してでも謝りたい。でも、肩がぶつかっただけで人を動物のように制圧していいの?」とも語った上で、「私、20歳です。確かに悪かったところもある。でも20歳の女の子を、まるで犯罪者を逮捕するみたいに扱って、そのあとには、あんな声明を出して…何も感じないの?弁護士も医者も担当の警察官も全員“訴えなさい”って言ってた。でもアーティストが叩かれるのが嫌だから訴えるのをやめたの」と心情を吐露した。

芸能人の警備員による過剰警護は、近年たびたび注目を集めるイシューだ。俳優のピョン・ウソクなど、人気上昇に伴い警備の重要性が増す中で、過度な対応が議論を呼ぶケースも少なくない。

ファンとアーティストの安全をどう両立させるか。現場対応の在り方が、改めて問われている。

(記事提供=OSEN)

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