ユーチューバーのイ・ジンホがYoutubeチャンネル「カロセロ研究所」の記者会見に対して、「国民を欺く詐欺劇」と表現した。
【衝撃】中2で“体の関係”に？「ワカメの匂いがする」とキム・スヒョン
5月7日午後、ソウル・江南区・三成洞（カンナムグ・サムソンドン） のスペースシェア三成駅センターにて、ユーチューバーのイ・ジンホとウン・ヒョンジャンが「カロセロ研究所」の主張に反論する記者会見を開いた。
同日行われた「カロセロ研究所」側の記者会見では、「キム・セロン本人の音声」とされる録音が公開され、「本当に信じて話します。これ守ってください。スヒョンオッパ（キム・スヒョン）と付き合ってました。信じられないと思うけど、中学生の時から付き合っていて、大学に入ってしばらくして別れました。未成年のときから付き合っていて、大学で別れました」と話す内容が含まれていた。
続けてキム・セロンさんは、「スヒョンオッパとゴールドメダリスト（キム・スヒョン所属事務所）の人たちは本当に怖くて、何でもする人たちだから…これは本当に守ってください。中学生の頃から利用されているような感じだったし、あの人が私に何をしてきたか、私は全部知ってるから」とし、「ある女性と何かをしている写真を見せてきたんです。それも性的な写真。それを見せてきて、“このアイドルの子、ワカメの匂いがする”って。だから、スマホには“ワカメ”って名前で保存してたんです」 と語っていた内容も含まれていた。
これに対しウン・ヒョンジャンは、「キム・セウィ氏（「カロセロ研究所」代表）が今日の記者会見で公開した資料はすべて捏造されたものです。私はYouTubeチャンネル『商売の神』を運営しているウン・ヒョンジャンです。私は昨年、1年間、『カロセロ研究所』のキム・セウィ代表によって非常に大きな被害を受けました。私も疑問を持っている者です。記者の皆さんも気になることが多いはずです」と述べた。
続いて、「その前に、ユーチューバーのイ・ジンホが声明文を読み上げてから話をしたい」と述べ、イ・ジンホがマイクを手に取り、キム・セウィ代表が公開した録音は捏造されたという声明文を発表した。
イ・ジンホの声明全文は、以下の通り。
◇
こんにちは。イ・ジンホです。この場にお越しいただいた報道関係者の皆様に、重たい話をお伝えすることになり、心苦しく思います。これ以上の社会的悲劇を防ぐため、このような記者会見を開くことにしました。時間的余裕がなく、突然の記者会見通知となった点、ご了承ください。
「カロセロ研究所」のキム・セウィ代表が本日14時に記者会見を行うと明らかにしました。実のところ、これまでの取材を通じて、キム・セウィ代表がどんな内容を公開しようとしているのかはすべて把握していました。最低限の取材もせず、無分別に暴走するキム・セウィ代表の暴露によって、さらなる被害者が出るのを防ぐため、やむを得ずこのような立場を明らかにします。
この事件の中心には、「ニュージャージーの詐欺師」と呼ばれる人物がいます。ボイスフィッシングなどで金をだまし取る詐欺師です。この人物は、去る4月5日、「ケビン・オー」という名前で私に情報提供をしてきました。後に確認したところ、「カル」という別名も使用していました。
キム・スヒョン氏の事件に関連して通話をしたい、という内容の情報提供でした。通話が行われ、当時この詐欺師の主張を要約すると、次のような内容です。
このニュージャージーの詐欺師は、エンタメ業界で働いていた人物で、アメリカに居住。昨年11月、偶然ニュージャージーの韓国系居酒屋でキム・セロンさんと出会い、連絡先を交換した。そして今年1月12～13日頃、キム・セロンさんから「4500ドル（約65万円）を貸してほしい」という連絡を受け、彼女と会った。その際、借用証書の代わりに音声録音を行い、「キム・セロンさんがキム・スヒョン氏と成人してから付き合った」「キム・スヒョン氏はいいお兄さんだ」と話す内容が明確に含まれていた、というものでした。
まず、資料を確保するまでは信じられない主張でした。私は4月6日頃にもう一度この詐欺師と通話し、4月16日にはこの詐欺師から送られてきたキム・セロンさんの録音ファイルを入手しました。驚くべきことに、キム・セロンさんの声とそっくりだったのです。キム・セロンさんの知人たちも、彼女の声だと判断するほどのレベルでした。
しかしこの人物は、さらに驚くべきことに、キム・セウィ代表をはじめとした「カロセロ研究所」の関係者たちとの通話録音まで送ってきました。キム・セウィ代表が4月13～14日頃にアメリカに渡り、ニュージャージーの詐欺師と会おうとしたという内容でした。
不可解に思い、検証に着手しました。驚いたことに、この録音はAIを使って作られた音声をベースにし、第三者、つまりこの詐欺師本人が、自分の声とノイズを加えて作り上げたものだという分析を受けました。AI技術がここまで来ていることに、私は驚きを隠せませんでした。
確認してみると、この人物は私だけでなく、キム・スヒョン側にも接触を試みて多額の金銭を要求していたことが分かりました。キム・スヒョン側も録音資料を確認した後、無視したという事実を確認しました。私自身もこの人物を詐欺師だと判断し、それ以降は連絡を取っていません。
この人物の詐欺手法はシンプルでした。それぞれの利害関係者に接触し、その人たちが聞きたがっている内容を聞き出し、それに沿った録音を作って送りつけるという方式です。最初の偽造音声は、ただのモノマネに過ぎませんでした。しかし、クォン・ヨンチャン氏が故人について放送した内容を一つずつ取り込み、彼が公開したキム・セロンさんのAI映像や故人の録音を通じて、声をディープラーニングさせていきました。
その結果、故人の知人までだまされるほど、キム・セロンさんの声とそっくりな段階にまで達しました。問題は、このニュージャージーの詐欺師の接触方法とその内容にあります。通話を重ねるごとに話が変わり、本人自身も矛盾した話をするようになりました。あるときは、自分には3歳の娘がいると言ったり、またあるときはその娘が歌手志望だと言ったりしていました。このような詐欺師の話を誰が信じるだろうかと思い、私は無視しました。
ところが、その罠にかかってしまった人物がいました。まさにキム・セウィ代表です。私が何度もきちんと取材し、検証するように求めていた当の本人、キム・セウィ代表が、案の定ニュージャージーの詐欺師に引っかかってしまいました。
キム・セウィ代表はプ・ジソク弁護士と共に、今年3月に「2016年のキム・スヒョンとキム・セロンさんのカカオトークの資料」としてデータを公開したことがあります。しかし、フォレンジックなどによるハッシュ値などを提示することができず、捏造疑惑が持ち上がり、「元データを公開せよ」という要求にも一切応じませんでした。
そんなキム・セウィ代表が、どれほど切羽詰まっていたのか、アメリカまで飛んでいき、ニュージャージーの詐欺師に頼って捏造された資料を受け取ってきたのです。まさにキム・セウィ代表らしい行動です。
私が聞いたところによると、「カロセロ研究所」の音楽監督イアン氏、脚本家ソン・ファヨン氏、そしてキム・セウィ代表の3人でアメリカに渡ったそうです。少なくともスペクトラム分析が可能なイアン監督が同行していたのであれば、その資料が「捏造されたファイル」であることは容易に確認できたはずです。ほんのわずかな確認作業でも可能なことです。
それにもかかわらず、キム・セウィ代表はこの録音資料を結局公開するつもりのようです。虚偽で捏造された資料だと知りながらも、公開するつもりであるという疑念が強く感じられる状況です。
ここで終わりではありません。このニュージャージーの詐欺師は、「キム・スヒョン側が差し向けた人物によって襲撃された」と主張しています。そして、自身が襲撃されたという写真まで送ってきました。
これを知ったキム・セウィ代表は、4月30日頃、この詐欺師に次のようなカカオトークメッセージを送りました。
「ソン・ファヨン作家から話を聞きました。これまで心配していたことが現実になってしまいました。本当にあの連中は強盗行為をする連中です。ソン作家も手が震えると泣きながら電話してきました。体調が回復されたらすぐにご連絡ください。私もとても心配しています」
ところが、この詐欺師が送ってきた襲撃写真は、ネット上で簡単に検索できるものでした。それも、4年前や10年前の写真でした。
このような虚偽の内容をもとに、「キム・スヒョン重大犯罪暴露記者会見」を開こうとしているのです。誰かを陥れるために、最小限の検証もせず、虚偽で捏造された内容を暴露しようとしているわけです。キム・セウィ代表は、最初から「事実」が重要な人物ではなかったということが、改めて明らかになりました。
キム・セウィ代表の記者会見を見て、私は「世界で一番恥ずべきジャーナリストは彼だ」と確信しました。「虚偽捏造」であることが明白な録音ファイルを使って、再び世論を扇動しているからです。
このような「カロセロ研究所」の虚偽の扇動によって、これまでにもキム・ゴンモさん、パク・スホンさん、ハン・イェスルさん、ウン・ヒョンジャンさん、ツヤンさん、イ・ソンギュンさんなど、数多くの関係者が甚大な被害を受けてきました。
もう終わりにするべきです。最小限の検証も確認もせずに暴れ回る「カロセロ研究所」…社会的凶器の刃を、今こそ止めるべきです。
何の責任も取らずに暴露に走るキム・セウィ代表に、きちんと責任を取らせることができるよう、報道関係の皆様にお力添えをお願いいたします。心からお願い申し上げます。
（記事提供＝OSEN）
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』（KBS）で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ：詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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