歌手兼女優のIUが「百想芸術大賞」の授賞式で、演技ではない理由で注目を集めた。
受賞の栄誉は逃したものの、後輩を気遣う温かな姿が称賛されたのだ。
IUは5月5日、ソウルCOEXのDホールで開催された第61回百想芸術大賞に、Netflixシリーズ『おつかれさま』でテレビ部門最優秀女優賞の候補として出席した。
受賞はならなかったものの、一緒に「エスン」役を演じた子役のキム・テヨンとの場面が話題を呼んだ。
この日、IUは、人生初の授賞式に参加したキム・テヨンのためにドレスやヘアメイクをサポートし、式の間ずっとそばで手を握って共に行動していた。ユ・ジェソクにキム・テヨンを直接紹介するシーンも目撃され、温かな反応が広がった。
キム・テヨンの母親はSNSを通じて、「IUお姉さんのような素敵な大人になりたい」という娘の言葉を伝え、感謝の気持ちを綴った。
受賞こそなかったが、IUは「美談」を一つ加え、名声以上の感動を届けた。ステージの上よりも輝いていた、まさに“本物の多冠王”だ。
◇IU プロフィール
1993年5月16日生まれ。本名イ・ジウン。韓国・ソウル出身。2008年9月にソロ歌手としてデビューした。芸名のIU（アイユー）は“I”と“YOU”の合成語で「あなたと私が音楽で1つになる」という意味が込められている。女性ソロ歌手としてトップに君臨しつつ、女優業も並行。2011年のドラマ『ドリームハイ』で連ドラ初出演＆初主演を果たし、『麗＜レイ＞～花萌ゆる8人の皇子たち～』『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』『ホテルデルーナ～月明かりの恋人～』などで主演を務めた。2022年12月、俳優イ・ジョンソクと交際中であることを認めた。同年3月30日、映画『ドリーム～狙え、人生逆転ゴール！～』の制作報告会で女優活動時の名前を本名から「IU」に統一すると発表した。
前へ
次へ
