故キム・セロンさんの遺族側が俳優キム・スヒョンを相手取り、児童福祉法違反および誣告罪で告訴状を提出した。
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5月7日、ソウル・江南区・三成洞(カンナムグ・サムソンドン)にある「スペースシェア三成駅センター」にて、キム・セロンさんの遺族の法律代理人である法務法人プユの代表弁護士プ・ジソク、およびYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」のキム・セウィ代表による記者会見が行われた。
この日、プ・ジソク弁護士は立場文を通じて、「私たちは去る3月27日に記者会見を行った。その理由は、故人が未成年者であった時期からキム・スヒョンと交際していたという証拠を提示することで、論争に終止符を打とうとしたためだった。そして遺族側はキム・スヒョンの謝罪を望んだが、返ってきたのは遺族を相手取った約120億ウォン(約12憶円)相当の損害賠償請求訴訟および告訴、さらに故人が未成年者であった時期に交際していたことはないという嘘で一貫し、捜査機関を通じて真実を証明するとするキム・スヒョンの記者会見だった」と述べた。
プ・ジソク弁護士は、「これに対し遺族側は誠実に調査に臨み、捜査機関が求めるすべての資料を提供しているところだった。しかし、捜査機関を通じて真実を証明すると言っていたキム・スヒョンは、その言葉とは裏腹に、証拠が捏造されたという主張を繰り返し、イ・ジンホなどのユーチューバーもまた、明確な根拠もなくキム・スヒョンと同様の主張をしている」と主張した。
続けて、「同時にキム・スヒョンは遺族側に対する告訴を乱発している。それにもかかわらず遺族側は、捜査機関を通じて真実が明らかになるという信念を持ち、無対応を原則としていた。こうした状況のなか最近、遺族側を助けている情報提供者が、自らが所持する重要な証拠を数十億ウォンで買い取るという懐柔を受け、これを拒否したところ、その情報提供者の身辺に重大な危険が加えられた。このような差し迫った状況において、再び記者会見を開くことになった」と、突然の記者会見の理由を説明した。
そして「当日、遺族側は本法務法人を通じてキム・スヒョンに対し、児童福祉法違反および虚偽告訴罪で告訴状を提出した。児童福祉法第17条第2号は、児童にわいせつな行為をさせたり、これを媒介する行為、または児童を対象としたセクハラなどの性的虐待行為を行ったりした者を処罰している」と述べ、「遺族側は、キム・スヒョンが故キム・セロンさんが未成年者である中学2年の冬休みから、故キム・セロンさんにわいせつな行為をさせたり、セクハラなどの性的虐待行為をしたりしたことを確認し、児童福祉法違反で告訴を進めた」と述べた。
また、遺族側は「キム・スヒョンは故キム・セロンさんが未成年者だった時期から交際していた。それにもかかわらず、事実を話している遺族側を虚偽事実の流布による名誉毀損で告訴した。これに対し遺族側は、キム・スヒョンが遺族側を刑事処罰させる目的で誣告を行ったという疑いで、告訴を進めた」と明らかにした。
なお、キム・セロンさんは2月16日、ソウル城東(ソンドン)区の自宅で死亡しているのが発見された。遺族は葬儀を終えた後、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて、故人と俳優キム・スヒョンが故人が15歳のときから6年間交際していたと主張した。
これに対しキム・スヒョン側は、故人が未成年であった当時に交際していた事実はないと否定。キム・セロンさんの遺族およびカロセロ研究所を相手取り、約120億ウォン相当の損害賠償訴訟を提起した状態だ。
遺族側の法律代理人プ・ジソク弁護士の公式立場全文は、以下の通り。
◇
故キム・セロンさん遺族側の法律代理人、法務法人プユのプ・ジソク弁護士です。
私たちは去る3月27日、記者会見を行いました。その理由は、故キム・セロンさんが未成年者であった時点で、故キム・セロンさんとキム・スヒョンが交際していたという証拠を提示することにより、論争に終止符を打とうとしたためです。
そして遺族側はキム・スヒョンの謝罪を望みましたが、返ってきたのは遺族側に対する約120億ウォン相当の損害賠償請求訴訟および告訴、そして故キム・セロンさんが未成年者だった時期に交際していたことはないという嘘を貫き、捜査機関を通じて真実を証明するとするキム・スヒョンの記者会見でした。
これに対し遺族側は誠実に調査に臨み、捜査機関が求めるすべての資料を提供しているところでした。
しかし、捜査機関を通じて真実を証明すると言ったキム・スヒョンは、その言葉とは異なり、証拠が捏造されたとする主張を繰り返しており、イ・ジンホなどのユーチューバーも明確な根拠もなくキム・スヒョンと同様の主張をしています。
同時にキム・スヒョンは遺族側への告訴を乱発しています。それにもかかわらず、遺族側は捜査機関を通じて真実が明らかになるという信念のもと、無対応を原則としてきました。
こうした状況で最近、遺族側を助けてくれている情報提供者は、自らが所持する重要な証拠を数十億ウォンで買い取るという懐柔を受け、これを拒否したところ、情報提供者の身辺に重大な危険が加えられるに至りました。
このような差し迫った状況の中、再び記者会見を行うことになった点、ご理解いただきますようお願いいたします。
当日、遺族側は本法務法人を通じて、キム・スヒョンに対し、児童福祉法違反および虚偽告訴罪で告訴状を提出しました。児童福祉法第17条第2号は、児童にわいせつな行為をさせたり、それを媒介する行為、または児童を対象としたセクハラなどの性的虐待行為をしたりした者を処罰しています。
遺族側はキム・スヒョンが故キム・セロンさんが未成年者であった中学2年の冬休みから、故キム・セロンさんにわいせつな行為をさせたり、セクハラなどの性的虐待行為をしたりしていたことを確認し、児童福祉法違反で告訴を行いました。
キム・スヒョンは、故キム・セロンさんが未成年者であった時期から交際していました。それにもかかわらず、キム・スヒョンは事実を話している遺族側を虚偽事実流布による名誉毀損で告訴しました。これに対して遺族側は、キム・スヒョンが遺族側を刑事処罰させる目的で誣告したとの疑いで告訴を行いました。
これらの告訴と共に、ソウル地方警察庁に捜査依頼を行いました。前述したように、情報提供者は凶器による襲撃を受け、命を落としかける危険にさらされました。
捜査の結果、襲撃を行った者はアメリカに入国して間もない朝鮮族であることが明らかになり、その朝鮮族を襲撃場所に連れて行った者もまた、アメリカに入国して間もない韓国人であることが判明しました。これにより、その韓国人の正確な身元および襲撃の経緯などについて捜査を依頼しました。
情報提供者への身辺の脅威をはじめ、最近では故キム・セロンさんの叔母の家周辺にストーキングが疑われる車両などが目撃されています。これにより、遺族側およびキム・セウィ代表に対する警察による身辺保護を切に要請する次第です。
(記事提供=OSEN)
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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