「疫病流行時、真のリーダーは?」Netflix『キングダム』の脚本家が米メディアで語った“真意”

2020年04月20日 テレビ #韓国ドラマ

アメリカの週刊誌『ハリウッド・リポーター』(Hollywood Reporter)が4月17日(現地時間)、Netflixオリジナルシリーズ『キングダム』を手がけたキム・ウニ脚本家のインタビューを掲載した。

『キングダム』は、架空の朝鮮時代を舞台に、世子(王位継承者)イ・チャン(演者チュ・ジフン)と医女ソビ(演者ぺ・ドゥナ)らがゾンビと死闘を繰り広げる様子を描く。今年3月13日にシーズン2が配信され、世界中から絶賛が寄せられた。

【インタビュー】『キングダム』の脚本家キム・ウニが見せた“こだわり”

キム・ウニ脚本家は同誌のインタビューで、新型コロナの感染拡大が続く現状と『キングダム』の類似性についてこう語る。

「ドラマが今の状況と比較されるのは良くも悪くも避けられないと思う。ただ、『キングダム』では終末論的な話はしたくなかった。いくら困難でも登場人物たちが希望に向かって走ってほしかった」

また、「(劇中では)疫病と戦う人、諦める人、権力のため疫病を利用する人々が出てくる。視聴者がそんなキャラクターたちにフォーカスを合わせれば、伝染病に対する恐怖も和らげると思う」と話した。

彼女は『キングダム』の執筆中、作業室のホワイトボードに「政治とは何か」と書いていたという。

「得体の知れない疫病で危機に陥ったとき、誰が国民を想う真のリーダーなのか?というのが私の問いかけだった。個人的には、今の韓国政府と疾病管理本部(KCDC)、医療従事者がうまく対応したと思う」

おうち時間が増えた今、「アメリカ人におすすめの韓国時代劇は?」という質問に対し、キム・ウニ脚本家はドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』を推薦。「私が最も好きなドラマで、『キングダム』と同じく医女が主人公として登場する」と、紹介した。

(写真提供=Netflix)『キングダム』シーズン2のキービジュアル

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