ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』などで日本でも人気が高い俳優イ・ドンウクが、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の罷免発表後にSNSに投稿した内容をめぐって、悪質コメントの集中攻撃を受けている。
イ・ドンウクは先日、ファンとの交流用SNSを通じて「はあ、ようやく春だな。冬があまりに長かった。今日は雨の予報が出ていたけど、すごく晴れているな。天気がいいから、みんな外に出て遊びましょう。楽しい金曜日を過ごして」と投稿した。
文面だけを見るとファンへの普通の挨拶のように思えるが、投稿のタイミングが尹前大統領の罷免直後であることから、その意図を推測させた。
イ・ドンウクはこの投稿とともに、少女時代の楽曲『また巡り逢えた世界』を共有した。この曲は尹前大統領の弾劾デモの現場で繰り返し歌われ、再び注目を浴びた経緯がある。
この投稿の後、極右傾向のネットユーザーたちがイ・ドンウクのSNSに殺到し、悪質なコメントを残した。「成り上がりだったのか。なんで成り上がりは左派なんだろう」「死神さん(ドラマ『トッケビ』でイ・ドンウクが演じた役柄)、あなたイ・ジェミョンが好きなんだね」「ようやく春? ドラム缶の中だろう」といった書き込みが見られ、不快感を誘った。
なお、イ・ドンウクは現在、tvNの月火ドラマ『離婚保険』に出演している。
◇イ・ドンウク プロフィール
1981年11月6日生まれ。韓国・ソウル出身。1999年に芸能界入りした。主演ドラマ『マイガール』(2005年)、『女の香り』(2011年)、『ホテルキング』(2014年)などで人気を集め、2016年の大ヒットドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』の美しき死神として俳優人生の第2章を迎えた。2019年にはオーディション番組『PRODUCE X 101』で国民プロデューサー代表を務め、『トッケビ』で恋人役を演じた女優ユ・インナと再びドラマ『真心が届く』(原題)で恋人役として共演。2020年には自身が司会を務めるトーク番組『イ・ドンウクはトークがしたくて』に出演。
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