急逝した女優キム・セロンさんの遺族が本日(3月27日)、記者会見を開く。
キム・セロンさん遺族の法律代理人を務める法務法人ブユのプ・ジソク代表弁護士は、3月27日13時30分よりソウル瑞草(ソチョ)区某所で記者会見を開き、俳優キム・スヒョンがキム・セロンさんが未成年の頃から交際していたことを示す証拠資料を公開する。
これに先立ち、遺族側は元芸能記者でユーチューバーのイ・ジンホが発信した情報を虚偽事実だとし、キム・セロンさんが15歳のときからキム・スヒョンと6年交際したことを主張した。
一方、キム・スヒョン側は当初は交際の事実そのものを否定していたが、2人のスキンシップ写真が次々と公開されたことで、最終的にキム・セロンさんと1年間交際していたことを認めた。ただし、交際期間はキム・セロンさんの成人後だとし、彼女が未成年だった時期の交際疑惑は否定している。
その後、虚偽事実の流布による名誉毀損の疑いで遺族側から告訴されたイ・ジンホは、キム・セロンさんの死が暴力や脅迫を日常的に繰り返した“夫”によるものだったと、新たな暴露を展開した。
また、自身をキム・セロンさんの“元恋人”と名乗るA氏もメディアを通じて、キム・セロンさんの死がキム・スヒョンではなく、夫による暴力と脅迫、そして家族の無関心が原因だと主張した。
そして、自らをキム・セロンさんの“元夫”だと名乗るB氏は、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じてこれらの疑惑を全面的に否定している。
騒動が故人のプライベートに関する暴露合戦へと発展しているなか、遺族側はこれまで「無対応」の原則で沈黙を貫き、近く正式な立場を表明する予定だ伝えていた。
果たして、今回の記者会見を通じて遺族側が日記や携帯電話のフォレンジック内容など、キム・セロンさんの未成年時代の交際を裏づける決定的な証拠を提示するのかに注目が集まる。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
■【解説】キム・スヒョン騒動で暗躍する「カロセロ研究所」は何者か
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