20年以上経っても韓国に入れないスター歌手「必ずまた会おう」――未だ消えぬ母国への思いを吐露

2025年03月24日 話題

兵役から逃れたとして、韓国への入国を禁止されている“元スター”のユ・スンジュンが、再び母国への思いを語った。

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ユ・スンジュンは3月23日、自身のSNSに長文メッセージを投稿し、心境を率直につづっている。

今回の投稿でユ・スンジュンは、かつて自分にとって重要だったものが、今ではそれほど意味を持たなくなったと振り返り、過去の苦難がむしろ人生の転機となったと語った。そして「若い頃に得た人気や名声、成功は、かえって自分を苦しめることのほうが多かった。人々の称賛や関心も、時には自由を奪う重荷となった」と告白している。

続けて、「優越感と憂鬱は表裏一体であり、大きな成功には大きな不安がつきまとう。寝ていても目が覚めているように感じたことがあり、苦しみながらも笑っていた。ステージが華やかであればあるほど、その裏側は孤独で暗かった」と、華やかな芸能活動の裏で抱えていた心の葛藤をにじませた。

ユ・スンジュン
ユ・スンジュン

また、「生きていくほどに、大切な人たちと泣き、笑いながらパンを分け合って生きていくこと以上に幸せな人生はないと気づいた。他人から羨ましがられるような華やかな人生よりも、平凡な日常を誠実に生きていくことのほうが、はるかに難しいのだと分かった」と述べた。そして最後には、「今でも期待しているし、夢を見ている。どれだけ状況が厳しく、未来が見えなくても、私はこの道を最後まで歩む。愛しています。祝福を送ります。皆さん、いつか必ずまたお会いしましょう」と、切実な思いを言葉にしている。

ユ・スンジュンは1997年にデビューすると、数々のヒット曲で一世を風靡した。だが2002年、兵役を目前に控えていたなかで海外公演を理由に出国。その後、アメリカ国籍を取得し、兵役を免れたことで大きな批判を浴びることとなり、韓国政府から入国禁止措置が取られた。

2015年には、ロサンゼルスの韓国総領事館で「在外同胞ビザ(F-4)」の発給を申請したが、「兵役回避は国益を損なうおそれがある」として却下。これに対してユ・スンジュンは行政訴訟を起こし、最高裁判所で最終的に勝訴したが、法務部はその後も「公益を損ねる可能性がある」として入国禁止措置を維持しており、現在に至るまで韓国の地を再び踏むことは叶っていない。

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“兵役逃れ”で消えたユ・スンジュン、20年が過ぎても韓国に入国できない理由

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