今年放送されたSFサレ妻ドラマ『私の夫と結婚して』などに出演した俳優ナ・イヌが、兵役を免除されたと報じられた。
ナ・イヌは当初、4級の補充役判定を受けたのだが、兵役法では判定から3年間招集されなかった場合、免除となる。
彼のようなケースは少なくなく、今年も1万人以上が同じような処遇となっている。そして、それは芸能人も例外ではない。
12月17日、ある現地メディアが、ナ・イヌが兵役免除になったと報道。本件について、ナ・イヌの所属事務所のハナダカンパニーは、本サイト提携メディア『OSEN』に「ナ・イヌが最近、兵役免除となった。4級補充役判定を受けて入隊を待っていたところ、招集通知を受けられないまま3年が過ぎたため免除対象者となった」と認めたのだった。
ナ・イヌが注目を集めるなか、過去に同様のケースで免除となった芸能人も注目を集めている。
まずは、12月30日に出演作『グランメゾン・パリ』が公開となる2PMのオク・テギョンだ。
彼は2008年、椎間板ヘルニアで身体等級4級の公益勤務要員判定を受けただけでなく、アメリカ永住権を持っていたため、もともと免除対象だった。しかし、2度の手術を受けて兵役に耐えうる体となっただけでなく、永住権まで放棄して現役入隊したことで称賛を集めた。
陸軍第9師団に服務したオク・テギョンは当時、「国軍の日」(10月1日)の記念イベントで、大統領府が主管するメインプログラム「国軍の未来戦闘遂行体系」のデモンストレーションで凛々しい姿を見せたことでも注目を集めた。
人気俳優のキム・スヒョンも同様だ。彼は入隊前、兵役判定検査で持病の心臓疾患を理由に4級を受け、社会服務判定を受けたことがある。だが、誰よりも熱心な健康管理を経て、再検査を申請。その結果、1級を受けて2017年10月に現役入隊し、陸軍の捜索隊で服務していた。
今回のナ・イヌの場合、4級補充役判定を受けた理由は知らされていない。さらに、「兵務庁の通報を待っていた」と発表しているが、一部ネットユーザーの間では、3年という長い期間を待ち、免除されることになった珍しい状況に疑問を投げかける声も出ている。その一方で、より自由に活動できるようになった状況を喜ぶ反応も少なくない。
兵役免除という敏感にならざるを得ない話題なだけに、彼の動向は今後も関心を集める見通しだ。
(記事提供=OSEN)
◇ナ・イヌ プロフィール
1994年9月17日生まれ。9歳のときにカナダ・ウィニペグに移民し、12歳の時に韓国に戻ってくる。中学生の時にバス停でSMエンターテインメントの関係者にスカウトされ、オーディションに行ったが、当時ダンスが下手で脱落。しかし、スカウトした人物がJYPエンターテインメントに推薦しオーディションをうけ、練習生となるも、やめることに。その後はアルバイトや高校生活に励み、ホテル経営学部のある大学に合格するが、再び自身をスカウトした人物から演技を勉強するよう勧められ、CUBEエンターテインメントの練習生になり、檀国大学・公演映画学部を卒業した。ドラマ『哲仁王后~俺がクイーン!?』で注目を集め、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』で主演俳優として浮上。『私の夫と結婚して』で世界中にその顔を知らせた。
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