歌手のク・ジュンヨプが、日本で急逝した妻バービィー・スー(徐熙媛)さんの最期の安息の地として、台湾の「金宝山」を選んだ。
3月5日、台湾メディア『ETtoday』は「ク・ジュンヨプがバービィー・スーさんの最終的な安息の地を金宝山に決めた」と報道。さらに、「ク・ジュンヨプは、自身とバービィー・スーさんの家族のプライバシーを守れる“独立した空間”を望んでいた」と伝えた。
バービィー・スーさんの遺族は、彼女の生前の意思を尊重し、環境に配慮した「樹木葬」を検討していた。しかし、ク・ジュンヨプが“いつでも訪れられる場所”を希望し、最終的に家族と話し合った結果、金宝山が選ばれた。
金宝山は台湾で最も有名な墓地の一つであり、歌手のテレサ・テンさん、ココ・リーさん、俳優のゴッドフリー・ガオさん、映画監督のチー・ポーリンさんなど、多くの著名人が埋葬されている。
バービィー・スーさんは2月2日、家族旅行で日本滞在中にインフルエンザを伴う急性肺炎を発症し、突然この世を去った。遺族は日本で火葬を行い、その遺骨を台湾へと持ち帰った。
訃報を受けた夫のク・ジュンヨプは、妻の突然の死に深い悲しみを隠せなかった。2月6日には自身のSNSを通じて、「言葉にできない悲しみと痛みの中で、胸が張り裂けそうな苦しみを感じている」と心境を明かしていた。
現在もク・ジュンヨプは深い悲しみから立ち直れず、食事もほとんど喉を通らず、急激に体重が減少していると報じられている。
バービィー・スーさんは2011年に中国の富豪ワン・シャオフェイ(汪小菲)と結婚し、一男一女をもうけた。しかし、2021年に離婚。その翌年の2022年2月、20年前の初恋の相手であるク・ジュンヨプとの再婚を発表した。
2人の再婚は大きな話題を呼び、多くの人々から祝福を受けた。しかし、幸せな時間は長くは続かず、バービィー・スーさんは48歳の若さでこの世を去った。
彼女は金宝山で永遠の眠りにつくこととなったが、ク・ジュンヨプの悲しみが癒えるには、まだ時間がかかりそうだ。
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