女優のキム・セロンが芸能界復帰のため「キム・アイム」と改名していたことが明らかになった矢先、本日（2月16日）、自宅で亡くなった状態で発見され、衝撃が広がっている。
【写真】キム・セロン、熱愛説あったキム・スヒョンの誕生日に亡くなる…生前の密着写真
韓国・ソウル城東（ソンドン）警察署によると、キム・セロンは16日17時頃、ソウル市城東区杏堂洞（ヘンダンドン）の自宅で死亡しているのが発見された。享年24歳。
発見者は、事前にキム・セロンと会う約束をしていた友人で、訪問した際に異変を察知し、警察に通報したという。警察関係者は「現在のところ、外部からの侵入の形跡など犯罪の痕跡は確認されていないが、死因を含め捜査を進めている」とコメントしている。
キム・セロンの知人によると、彼女は昨年末に「キム・アイム」へと改名し、本格的な芸能界復帰を準備していたという。新たなスタートを切る直前の出来事に、関係者からは驚きと悲しみの声が上がっている。
キム・セロンは2022年5月、飲酒運転事故を起こし、活動を中断。昨年4月には演劇『トンチミ』を通じて復帰を目指したが、最終的に実現には至らなかった。2021年に放送された『ドラマスペシャル2021-彼女たち』以来、約3年ぶりの演技復帰となるはずだったが、飲酒運転への厳しい世論を受け、復帰を断念したとされる。
ある演劇関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』の取材に対し、「キム・セロンは復帰に向けて共演者たちと合宿（MT）にも参加するなど、真剣に取り組んでいた。しかし復帰報道後、世論の批判を受け、最終的に開幕直前で降板を決めた」と、当時の状況を語っている。
昨年春には、人気俳優キム・スヒョンとの密着写真をインスタグラムに投稿したことで物議を醸した。これにより熱愛説が囁かれたが、キム・スヒョン側は同じ事務所に所属していた過去に撮ったものだと否定。キム・セロンもノーコメントだった。当該投稿は直後に削除された。彼女が亡くなった2月16日は、奇しくもキム・スヒョンの誕生日でもある。
このようにして芸能界への復帰が叶わなかったキム・セロンは、自粛期間中に演技レッスンのアルバイトをするなどしていたが、24歳という若さでこの世を去ることとなった。
キム・セロンは2009年、9歳のときに映画『旅行者』のオーディションで1000:1の競争率を勝ち抜き、主演デビューを果たした。同作での演技が高く評価され、多くの映画賞で新人賞を受賞し、“天才子役”として注目を集めた。
翌年の2010年には、映画『アジョシ』でウォンビンとW主演を果たし、一躍スターダムにのし上がった。ウォンビンがその後、俳優活動を休止した一方で、キム・セロンはスクリーンとテレビドラマを行き来しながら、実力派女優へと成長していった。
しかし2022年5月、ソウル・江南区清潭洞（チョンダムドン）で飲酒運転事故を起こし、一転して大きな批判を浴びることに。彼女の車はガードレールや街路樹、変圧器に次々と衝突し、一帯の商業施設や街灯の電力が一時的に切断される事態となった。
警察の呼気検査を拒否し、血液検査を要求したことで「時間稼ぎではないか」との疑惑も浮上。最終的な血中アルコール濃度は0.2%で、免許取り消しレベルの数値だった。裁判の結果、2000万ウォン（約200万円）の罰金が科された。
子役から華々しいキャリアを築いたキム・セロンだったが、飲酒運転事故を機にイメージが大きく低下し、復帰への道のりは険しかった。それでも改名を経て、新たな一歩を踏み出そうとしていた彼女。そんな矢先の訃報に、韓国芸能界だけでなく、多くのファンが深い悲しみに包まれている。
（記事提供＝OSEN）
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TEL：0570-783-556＝ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ：詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛している。
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