NewJeansのメンバー・ダニエルの実姉であり、自らも「NewJeansのファン」と語るオリビア・マーシュが、シンガーソングライターとして本格的な活動をスタートさせた。
昨年、デビューシングル『42』、セカンドシングル『Heaven』、冬のシーズンソング『First December With You』を相次いでリリースし、自身の音楽性を徐々に確立してきたオリビア。2月13日には自身初のEP『Meanwhile』を発表し、韓国国内での活動に続き、海外プロモーションツアーも予定している。
オリビアはオーストラリアのニューサウスウェールズ州ニューカッスルで生まれ、10歳の頃に韓国で暮らすようになった。幼少期からK-POPに親しみ、BIGBANG、T-ARA、2NE1などの音楽を聴きながら育ったという。
音楽への夢を持ち続けた彼女は、オーストラリア・メルボルン大学で作曲を専攻。卒業後は韓国に定住し、フリーランスの作曲家として活動し始めた。さまざまな音楽プロデューサーと仕事をしながらキャリアを積み、2023年3月にWarner Music Koreaと契約し、ついにシンガーソングライターとしてデビューを果たした。
EP『Meanwhile』には、デビュー前に制作した楽曲が収録されており、作曲家からシンガーソングライターへと成長する過程が詰まっている。彼女は「内向的な性格なので、デビューすることに対してはとても緊張したし、不安もあった。でも、私の楽曲には感情がたくさん込められているので、それをリスナーにも感じ取ってもらえたら嬉しい」と語っている。
オリビアは、妹であるNewJeansのダニエルとよく似た外見と声質を持っていることから、早くから注目を集めていた。インタビューでは「私はダニエルのファン」と笑顔で語り、妹への深い愛情を見せた。
また、オリビアがデビューを迷っていた際、妹が多くのアドバイスをしてくれたという。「楽曲制作の過程で、妹がほとんどのデモを聴いてフィードバックをくれた。私たちは音楽の好みが似ていて、たくさん語り合った」と明かした。
「デビューするなんて想像もしていなかったし、不安でいっぱいだった。でもダニエルは『自分の感情を大切にして、楽しみながら活動すればいい』とアドバイスしてくれた。すごく感謝している」と語った。
オリビアは自身の性格について「私は内向的な性格だけど、ダニエルは完全に外交的なタイプ」と分析。「いつかダニエルとコラボレーションしてみたい」と語る一方で、「私は少し低音の深みがある歌声だけど、ダニエルは透き通った声が魅力。お互いの違いを活かした曲を作れたら面白いと思う」と期待を寄せた。
ダニエルが所属するNewJeansの事務所ADORとのトラブルについて尋ねられると、「常に応援しているし、祈っている」と慎重な姿勢を見せた。
「“ダニエルの姉”という肩書きがつくのは当然のことだと思っている。ダニエルが先にデビューして、素敵に活躍しているから、誇りに思っているし、自慢の妹」と語ったオリビア。しかし、「私は私自身の音楽を作っていきたいし、自分の色をしっかり確立したい」と、シンガーソングライターとしての強い意志も明かした。
スターの家族という肩書きを超え、オリビア・マーシュ自身の音楽で評価される日もそう遠くないかもしれない。
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