韓国のチョン・ハラム改革新党院内代表兼党代表代行が、故キム・ハヌルさんの弔問を巡るIVEチャン・ウォニョンの対応について自身の考えを述べた。
2月13日、ソウル・汝矣島(ヨイド)にある国会本館で開かれた改革新党の最高委員会において、チョン院内代表は「大田(テジョン)小学校での事件」について言及。彼は「ハヌルさんが好きだったアイドルが弔問に訪れるべきかどうかを巡り、様々な議論があることを知っている」とした上で、「私の意見が出過ぎた話かもしれないが、むしろ弔問に訪れない方が適切ではないかと思った」と述べた。
さらに、「極端な懸念かもしれないが、小学校低学年の子どもたちが、“もしも自分に何かあれば、好きなアイドルが弔問に来てくれる”と誤った考えを持つ可能性も完全には否定できない。そのため、非常に慎重であるべきだと思う」と、今回の件が予期せぬ影響を与える可能性についても警鐘を鳴らした。
今回の発言に先立って12日、キム・ハヌルさんの父親は娘の葬儀場で取材陣に対し、「ハヌルは大田でIVEのコンサートがあれば必ず行きたいと言っていた。ハヌルの夢はチャン・ウォニョンそのものだった」とコメント。そして、「ウォニョンさんも忙しいとは思うが、もし可能ならハヌルに会いに来てほしい」と、チャン・ウォニョンの弔問を願う心境を明かした。
この発言を受け、チャン・ウォニョンのSNSには「ハヌルちゃんの葬儀に訪れてほしい」とのコメントが相次ぐ一方、「弔問を求めるのは行き過ぎではないか」との意見も増え、議論が広がった。
この騒動を受け、父親は改めてコメントを発表。「ただ、星になった娘に、大好きだったウォニョンさんを見せてあげたかっただけだ。強要ではなく、お願いしたに過ぎない」と述べ、「一部のメディアが“強要議論”と報じたことが耐え難い」と心境を明かした。
この悲劇は2月10日、大田広域市西区のある小学校内の視聴覚室で発生した。
40代女性教師が小学1年生のキム・ハヌルちゃんを刺殺。教師はうつ病を患っていたと報じられており、事件の経緯や動機について警察が調査を進めている。
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