『孤独のグルメ』に出演した俳優も!放送から5年、『梨泰院クラス』キャストの“その後”

2025年01月15日 話題 #梨泰院クラス

今や世界中で愛されている韓国ドラマ。Netflixなどの動画配信サービスが定着したことによって、日本でも一気に身近な存在となった。

2000年代初頭の『冬のソナタ』で始まった韓流ブームは現在、第4次になっていると言われる。その新たなブームの火付け役となった作品の一つが、『梨泰院クラス』だ。

人気ウェブトゥーンを実写化した本作は、強い正義感を持った青年パク・セロイ(演パク・ソジュン)と大手外食企業<長家(チャンガ)グループ>の闘い、そして若者たちの青春とサクセスを描いている。2020年1月期に韓国で放送され、同年3月にNetflixでの世界配信が開始すると、新型コロナによる“巣ごもり需要”も相まって日本でも人気に火が付き、『愛の不時着』とともに第4次韓流ブームを巻き起こすきっかけとなった。

梨泰院クラス
(画像提供=JTBC)『梨泰院クラス』

コロナといった外的要因にも恵まれたが、作品そのものの“おもしろさ”が伴わなければヒット作にはならない。その点、本作は青春、成長、サクセス、復讐、ラブロマンスなど様々なテイストを複合したストーリーと個性豊かな俳優の熱演が好評を得た。

そんなヒットドラマの放送から5年。今回は主な出演者たちの“その後”に注目したい。

主演俳優は世界的スターに、ヒロインは今年の活躍に期待

まずは、主人公のパク・セロイ役を演じたパク・ソジュンだ。もともと、『花郎<ファラン>』(16)、『キム秘書はいったい、なぜ?』(18)などで、韓ドラファンには知られた存在だったが、『梨泰院クラス』によって日本における知名度が急上昇。芸能界の親友と知られるBTS・V、チェ・ウシク(『パラサイト 半地下の家族』)らと出演した『IN THE SOOP フレンドケーション』(22)、海外で飲食店員として勤務する『ソジンの家』(21)など、バラエティでも活躍している。

パク・ソジュン、ユ・ジェミョン
(写真提供=OSEN)『梨泰院クラス』制作発表会の様子。パク・ソジュン(右)とユ・ジェミョン

また、ハリウッドデビューも果たしており、マーベルシリーズ『マーベルズ』に主人公キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースの夫であるヤン王子として出演。短い出演時間で強いインパクトを残し、世界にその存在を知らしめた。

今年は芸能記者役を演じる新ラブコメドラマ『ギョンドを待ちながら』の放送が決まっているほか、昨夏には総合エンタメ企業のSTARBASEと日本国内におけるエージェント業務委託契約を結んでいることから、日本での活発な活動も期待される。

続いては、IQ160超えの天才少女インフルエンサー、チョ・イソ役を演じたキム・ダミ。2018年の映画『The Witch 魔女』で主演を務めていたが、連続ドラマへの出演、主演は『梨泰院クラス』が初だった。

キム・ダミ
(写真提供=OSEN)『梨泰院クラス』制作発表会でのキム・ダミ

『梨泰院クラス』の出演で勢いに乗るかと思われたが、以降の出演作はあまりなく、ドラマ『その年、私たちは』(21)、映画『THE WITCH/魔女 -増殖-』(22)、『ソウルメイト』(23)のみ。昨年に関しては一つも出演作が公開されていない。

だが今年はすでに、3つの作品の公開が予定されている。ディザスターパニック映画『大洪水』(Netflix)、刑事ドラマ『ナインパズル』(Disney+)、青春ROMANCEドラマ『100番の思い出』だ。

印象的だった悪役たち、あの日本作品に出演!

そして、悪役としてスパイスを効かせてくれたアン・ボヒョンの存在も欠かせない。

2016年のデビュー以降、役の大小問わず様々な作品に出演しているが、『梨泰院クラス』の悪役チャン・グンウォン役でブレイクすると、『軍検事ドーベルマン』(tvN、22)、『財閥X刑事』(SBS、24)と主演作が立て続けにヒットしている。『財閥X刑事』は続編の制作も決定しているほか、今年は2つの主演ドラマの放送も決まっており、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。

最期に、“ラスボス”としてパク・セロイの前に立ちはだかった<長家グループ>のトップ、チャン・デヒ役を演じたユ・ジェミョンにも触れておきたい。彼は20歳で演劇俳優としてデビューして以来、約30年間、韓国が誇る名バイプレーヤーとして活躍してきた。

アン・ボヒョン
(写真提供=OSEN)アン・ボヒョン

そんなベテランは『梨泰院クラス』以降、ドラマ『ヴィンチェンツォ』(21)、映画『声もなく』(20)などに出演しているほか、テレビ東京が誇る飯テロドラマの劇場版『劇映画 孤独のグルメ』にも登場していることをご存知だろうか。劇中、ユ・ジェミョンは期せずして韓国を訪れることとなった井之頭五郎(演・松重豊)に対応する入国審査官役に扮した。派手さこそないものの、日韓が誇る名バイプレーヤーの共演は必見だ。

ユ・ジェミョン
(写真提供=OSEN)『梨泰院クラス』制作発表会でのユ・ジェミョン

今回はメインの4人を挙げたが、パク・セロイの初恋相手オ・スア役のクォン・ナラ、元ギャングのホールスタッフ、チェ・スングォン役のリュ・ギョンス、トランスジェンダーシェフのマ・ヒョニ役のイ・ジュヨンなど、注目すべき若手俳優が多数揃っていた。今後も『梨泰院クラス』のような魅力的な韓国ドラマの登場に期待したい。

(文=スポーツソウル日本版編集部)

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