もはや“魔の7年”は過去のこと?GOT7、GFRIENDの帰還で感じるK-POP界の新たな潮流

2025年01月03日 K-POP

“魔の7年”を乗り越えられず、一度バラバラになったGOT7とGFRIENDが2025年1月に舞い戻る。

【写真】GOT7が語っていた将来への不安と目標「魔の7年?」

まずGOT7は20日、新ミニアルバム『WINTER HEPTAGON』で約3年ぶりの完全体復帰を果たす。10周年を迎えた昨年、JAY Bとジニョンが除隊したことで、“11周年”の活動が期待されていた。

2014年1月16日にデビューしたGOT7は、『Never Ever』『Lullaby』『Hard Carry』など、様々なジャンルの楽曲とパワフルなパフォーマンスと組み合わせたチームカラーで独自の地位を確立。その人気は韓国のみならず、海外規模となった。

だが2021年1月、当時所属していたJYPエンターテインメントから離れ、メンバーはそれぞれ新たな事務所に所属することとなった。だが、バラバラになって以降も着実に関係を維持し、2022年には12thミニアルバム『GOT7』をリリース。同作は世界95地域のiTunesトップアルバムチャートで1位するほどの大ヒットとなったことから、今回の『WINNER HEPTAGON』にも期待が高まっている。

GOT7
(写真提供=OSEN)GOT7

そして2015年に『Glass Bead』でデビューし、『Rough』『Me Gustas Tu』などの楽曲で愛されたGFRIENDは今年、デビュー10周年を迎える。

2019年に所属事務所SOURCE MUSICが、BTSなどを擁するHYBEに買収されたGFRIEND。『回』シリーズでグループの初動記録を更新するなど順調かと思われたが、いわゆる「魔の7年」「7年のジンクス」を打ち破ることができず、2021年に全員がSOURCE MUSICを離れることとなった。

その後、シンビ、ウナ、オムジは新たにVIVIZを結成し、イェリンとユジュはソロ、ソウォンは女優として活動している。だが今回、10周年という節目にファンに大切な思い出をプレゼントしようと心を一つにしたという。

6日の新曲先行公開、13日のスペシャルアルバム『Season of Memories』正式リリースに続いて、17~19日にはソウルで10周年記念単独コンサートを開催。もちろん、全曜日・全席完売となっている。

GFRIEND
(写真提供=OSEN)GFRIEND

GOT7、GFRIENDのように、K-POPアイドルグループにとって“7年”がグループの分岐点になる理由は、事務所との契約が7年だからだ。メンバーたちは今後のキャリアについて悩み、現事務所と歩み続けるか決断を下さなければならない。

契約を継続しても、移ろいやすい芸能界で人気を維持することも容易ではないことから、「7年のジンクス」という言葉も定着している。

しかし、近年はTWICE、BLACKPINKといったグループがアメリカ、ヨーロッパへの活動範囲を広げており、ファンの規模も拡張された。ほかにもBIGBANG、2NE1、KARA、INFINITEなど、メンバーの所属事務所は違っても全員が揃ってグループ活動を再開する“長寿アイドル”も増えたことで、K-POPアイドルの寿命に対する業界の見方も変わっているのだ。

ある音楽系事務所の関係者は「最近は第2世代、第3世代、そして第1世代までもが再始動しており、反響が大きくなっている。GOT7とGFRIENDのようにバラバラになったアーティストたちの完全体活動に対する意志が大きくなっている」「彼らの最も大きな強みは、音楽の大衆性が高いということだ。彼/彼女らの帰還が、2025年の音楽チャートにどのような影響を与えるのかに注目している」と話す。

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