2024年もあっという間に年末を迎えた。日本はもちろんのこと、お隣・韓国の芸能界でも大小さまざまな出来事があったが、あなたの最も印象に残ったニュースはなんだろうか。
【画像】ジェジュン、“精子”を凍らせていたそこで、スポーツソウル日本版編集部では韓国芸能界の「2024年5大ニュース」をさまざまなジャンルに分けて選出。ポジティブな話題から人々を驚かせた騒動まで、今年1年間で注目を集めた話題をまとめてみた。
今回は「男性アーティスト」カテゴリより、東方神起、JYJとして活動してきたジェジュンとジュンスのデビュー20周年コンサートを振り返る。
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キム・ジェジュンとキム・ジュンスが20年ぶりに奏でるハーモニーで、KSPO DOMEは懐かしさと歓喜で熱気に包まれた。
キム・ジェジュンとキム・ジュンス(XIA)によるユニット「JX」はデビュー20周年を迎え、11月8日から10日の3日間、ソウル・オリンピック公園KSPO DOMEで『JX 2024 CONCERT IDENTITY in Seoul』を開催した。
オープニングパフォーマンスの後、東方神起時代の『Rising Sun』『Purple Line』で幕を開き、『O-正.反.合.』を歌いながら手を取り合う姿にファンたちは歓声で応えた。
コンサートはライブバンドとダンサーたちが織り成すパフォーマンスで華やかさを増し、ベテランバンドのセッションと東方神起時代からの振付ディレクターが率いる17人のダンサーが、2人と一体となって壮大なオーラを演出した。
キム・ジェジュンは11月9日の公演で「今日は2回目の公演だ。皆さんの表情や感情を昨日より倍に感じたい。そういう気持ちでステージに立った」と感慨深げに語った。
そしてキム・ジュンスは「僕たちも同じ気持ちだが、熱気に負けてはいけない。一致団結して昨日を超える今日にしよう」と語り、「僕たちは昨日緊張していた。20年ぶりに歌う曲があるのでうまくできるか不安だった。ファンがどれほど喜んでくれるか、期待半分、不安半分だった。僕たちもリラックスして最後まで頑張りたい」とした。
またキム・ジェジュンは、ステージに立てないかもしれなかったとも打ち明けた。
「夜中に病院に行った。スマホを取ろうとして首を上げようとしたが、動かなかったので注射を打った。ステージに立ったら完全に治っていて驚いた。皆さんの応援と歓声のおかげで元気が出る。ありがとう」
2人は公演中に水を飲む姿を見せてファンの歓声を誘い、キム・ジェジュンは「最近のファンは水をストローではなく、(直接)ゴクゴク飲むのが好きだ」と言ってボトルのふたを開けて水を飲む姿を見せた。飲む音がそのまま聞こえる様子に、キム・ジュンスも同じように飲もうとして吹き出しそうになり、「色々学ぶことが多いね」と笑顔で応えた。
『Whatever They Say』や『I believe…』などのバラード曲ではボーカルスキルが健在であることを証明し、長らく舞台に立てなかったことによる渇望を伺わせた。互いに目を見つめてハーモニーを奏でていく姿は、ファンを20年前に戻すには十分だった。
今回の公演は単なる過去を振り返る場にとどまらず、東方神起、JYJでのグループ活動、ソロアーティストとして築き上げてきた音楽的アイデンティティを再確認する場でもあった。
お互いに頼もしい仲間として成長してきたキム・ジェジュンとキム・ジュンスは、今回のステージを通じて深い友情と絆を見せ、ファンには過去の時間を再び思い返す機会となった。
日本語歌詞で歌った『Sky』では、デュエットが生み出す爽やかさがあふれ、MONOの『君はいつも』を現代風にアレンジした楽曲では2人だけのハーモニーが輝きを放った。
ファンが歌う時間も設けられ、キム・ジェジュンは「KSPOドームにファンが集まってこうして歌っている姿を見ると胸が熱くなる」と感謝を伝え、キム・ジュンスは「ダンス曲、バラード、ミディアムテンポまで様々に披露した。本当に久しぶりに歌っている。準備中も昔の思い出がたくさん蘇り、何度も涙が込み上げてきた。夢に見た姿をようやく今日目にする気持ちだ。ジェジュン兄も僕も諦めずにここまで来た。今日も変わらずそう思う」と語り、ファンも感動に浸らせた。
キム・ジェジュンは「本当によくやってきたと思う。紆余曲折もあったが、短いと言えば短いし、長いと言えば長い時間だ。共に歩んできてくれたファンがいたからここまで来た」と語り、「一緒にすべての道を歩んできた大切な人もいるが、黙々と応援してくれた人たちもきっといると思う」と感謝を述べた。
『Tarantallegra』『花』『ROCK THE WORL』まで熱唱し、ファンの心を揺さぶったキム・ジェジュンとキム・ジュンス。
なお、今回のコンサートは2人の頭文字を取ったユニット「JX」として初めて披露されるプロジェクト。
久々の2人のステージというニュースは開催前から大きな話題となり、全公演が即完売。ファンの要望に応えて視界制限席も追加で開放された。このコンサートを皮切りに、JXの新しいスタートが期待されている。
◇ジェジュン プロフィール
1986年1月26日生まれ。歌手を夢見て2001年に単身でソウルにわたり、同年9月に開催されたSMエンターテインメントによるオーディション「第2回SMベスト選抜大会」でスタイルトップ部門1位を獲得。新聞配達や工事現場といった複数のアルバイトで生計を立てながら練習生としてレッスンに通った。2003年から2010年までを東方神起のメンバーとして過ごし、以降はJYJとして活動。2017年以降はソロ歌手として日韓で多方面に活動しており、L’Arc~en~CielのHYDEや城田優、Mattなど、日本の著名人とも親交が深い。2023年に芸能事務所iNKODEエンターテインメントを設立し、2024年10月にデビューした7人組ガールズグループSAY MY NAMEのプロデュースを務めている。
◇ジュンス プロフィール
1986年12月15日生まれ。2003年から2010年までを東方神起のメンバーとして過ごし、以降はJYJ、そしてミュージカル俳優として活動。優れた歌唱力と完成度の高いパフォーマンスは圧巻で、ミュージカル界で確固たる地位を固めている。2019年には韓流文化の拡散や人気に貢献した者に与えられる「韓流文化大賞」を受賞し、その存在感をより大きなものにした。
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