2024年もあっという間に年末を迎えた。日本はもちろんのこと、お隣・韓国の芸能界でも大小さまざまな出来事があったが、あなたの最も印象に残ったニュースはなんだろうか。
そこで、スポーツソウル日本版編集部では韓国芸能界の「2024年5大ニュース」をさまざまなジャンルに分けて選出。ポジティブな話題から人々を驚かせた騒動まで、今年1年間で注目を集めた話題をまとめてみた。
今回は「女性アーティスト」のジャンルより、「BLACKPINKの“第2章”幕開けとソロ活動の本格化」を振り返る。
「第2章」に突入したBLACKPINKのメンバーたちが個人レーベルを設立し、新たなスタートを予告した。
2024年でデビュー8年目を迎えたBLACKPINKは、本格的な独り立ちを始めた。メンバーの4人は2023年12月、所属事務所YGエンターテインメントと「グループ活動」の再契約を締結した。
ただし個別活動に関しては契約せず、メンバーたちはそれぞれ独り立ちすることを発表した。
まず、ジェニーは母親と一緒に個人レーベル「ODD ATELIER(オッド・アトリエ)」を立ち上げた。
ジェニーは「私の新しい挑戦とBLACKPINK、共に多くの愛をお願いする」とし、韓国国内での活発な活動を予告した。実際、1月5日にKBS2『THE SEASONS-イ・ヒョリのレッドカーペット』の初回ゲストとして出演すると、2~4月に放送されたtvNバラエティ番組『アパートメント404』ではレギュラー出演するなど、多彩な番組出演で注目を集めた。
また、10月11日には約1年ぶりのソロ曲『Mantra』をリリース。同曲は公開45日でミュージックビデオが再生回数1億回を突破し、アメリカのiTunes「トップソング」チャートにおいて、K-POP女性アーティストとしては2024年で初めて1位を記録するなど、世界的に人気を博した。
ジスは、実の兄が代表を務め、運営する乳幼児健康機能食品ブランド「Biomom」が立ち上げたレーベル「BLISSOO(ブリス)」で個人活動を開始した。
ジスは2024年の1年間、主には演技活動を続けた。
特に、スクリーンデビュー作となる2025年夏公開予定の映画『全知的な読者の視点から』(原題)、Amazonプライム・ビデオで2025年2月7日より配信予定のCoupang Play新シリーズ『ニュートピア』(原題)の撮影を年内に終了。
このほか、現在は2025年内公開予定の新ドラマ『月間彼氏』(原題)の撮影に励んでいると伝えられており、来年の飛躍に期待が集まっている。
ジェニーと同じく、リサも個人レーベル「LLOUD(ラウド)」を設立した。
LVMHグループ3世であるフレデリック・アルノーとの熱愛説が浮上するなど、世界的に大きな影響力を誇ったリサは、BLACKPINKメンバーの中でも個別活動に最も大きな関心が集まった。
昨年にはフランス・パリで開かれたキャバレー「クレイジー・ホース」のショーに出演して話題となったリサは、今年も海外活動に注力した。
実際、1月にはチャリティー公演『The Yellow Pieces Gala』に出演してフィナーレの舞台を飾ると、4月にはLLOUDが米RCAレコードとパートナーシップ契約を締結。
6月28日にはシングル『ROCKSTAR』、8月16日には歌手ロザリアとコラボした『NEW WOMAN』、10月4日には米ロックバンド、シックスペンス・ノン・ザ・リッチャーの『Kiss Me』をサンプリングした『Moonlit Floor』と新曲を続々とリリースし、世界的に注目を寄せられた。
そんなリサは、2025年公開予定のHBO MAXドラマ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン3に出演する予定だ。
ロゼは6月18日、BIGBANGのSOL(テヤン)、俳優パク・ボゴム、歌手のチョン・ソミ、Zion.Tなどが所属する芸能事務所THEBLACKLABELへ移籍。
9月27日にはワーナー・ミュージック・グループ傘下のレーベル・アトランティック・レコードとの契約締結を発表した。
そして、10月18日に発表したブルーノ・マーズとのコラボ曲『APT.』は世界的に大ヒットを記録し、MVはK-POPアーティスト史上最短で再生回数5億回を突破。
11月21日にはブルーノ・マーズがプロデュースした楽曲『number one girl』も公開し、12月6日には1stフルアルバム『roise』をリリースした。
4人それぞれが各自の人生に乗り出したBLACKPINKメンバーの歩みには、現在も多くの人々が視線を集中させている。
2016年のデビューからグローバルな活躍を繰り広げてきたBLACKPINKは、K-POPを代表するガールズグループへと上り詰めた。
そんなBLACKPINKが、現在は各自の場所で“第2章”を準備している。そのうえで、2025年には「BLACKPINK」としてアルバムのリリース、ツアー開催も予告されており、ファンの期待をさらに高めている。
とある業界関係者は以前、「BLACKPINKは8年目を迎えたが、ワールドツアーなどの海外活動が大部分であるため、韓国のファンに会う機会が多くなかった。2024年は個別活動を通じて、さらにさまざまな姿で大衆に親しく近づくと期待されている」と話していた。
2025年はソロ活動もさることながら、グループとしてK-POP界に再び舞い戻り、世界中のBLINK(BLACKPINKのファンネーム)を熱狂させてくれるはずだ。
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