元読売ジャイアンツ投手の父チョ・ソンミンさん、国民的女優の母チェ・ジンシルさんを幼少期に失ったインフルエンサーのチェ・ジュンヒが、「第32回大韓民国文化芸能大賞」でライジングスター賞を受賞した。
だが、喜びの感想には、育ての親でもある祖母の名は無かった。
チェ・ジュンヒは12月10日、「こんなに素敵な賞をもらえて本当に光栄です。まだ学ぶことも多く進む道も遠いですが、私の真心と情熱を見て下さったようで感謝の気持ちしかないです」とし、「今後も私ならではのカラーで、より一層成長する姿をお見せします」とSNSに投稿した。
続いて、「私を母親のように育ててくれた“大おば”に一番感謝しています。私の人生の最も大きな支えであり、人生の理由」として、「いつも黙々と私のそばを守ってくれた恋人、黙って後ろで応援してくれる実の兄、そして最後まで母親との義理を守ってくれて私を愛してくれたジンギョンおばさん、ソンアおばさん、ジョンファおばさんまで、このすべての方々が私を作ってくれました。心から感謝し、この方々の愛と信頼に恥ずかしくない人になります」と感謝の挨拶を伝えた。併せて公開された写真には、トロフィーを手に喜ぶチェ・ジュンヒが収められていた。
ただ、ここで目を引いたのは受賞の感想だ。チェ・ジュンヒは母親のように育ててくれた大おば、恋人、実兄で歌手のチェ・ファンヒ、そして母チェ・ジンシルさんと親交のあったホン・ジンギョン、オム・ジョンファなど芸能人にも言及し、感謝の気持ちを表した。しかし、たった1人、チェ・ジンシルさんの母親である祖母がいなかったのだ。
というのも、チェ・ジュンヒと祖母の間にはトラブルが発生したことがあり、その件が尾を引いてのではないかと囁かれている。昨年7月、チェ・ジュンヒは祖母を住居侵入の疑いで通報したことがある。
当時、チェ・ジュンヒは監視カメラ映像、自ら撮影した映像などを公開し、「祖母の暴言に耐える自信がなかったので警察と恋人を呼んだ」と主張していた。
だが、母方の祖母を住居侵入で通報したという情報が広まると、チェ・ジュンヒには非倫理的などの批判が殺到。そのため警察に処罰不願書を提出し、「このような行動を行ったことに対して申し訳なく思う」と謝ったことで一段落していた。
また今年の10月2日にチェ・ジンシルさんの15周忌を迎えた際、チェ・ファンヒ、ジュンヒ兄妹が追慕公園を別途訪問したことでも不和説が流れた。
チェ・ジュンヒは当時、ライブ配信で兄に関する質問に、「兄ですか?兄とは連絡が途絶えている」とし、「みんなは、兄と母方の祖母はお墓に行ったのに、なぜ行かなかったのかと言ってくる。兄と母方の祖母が先に来ただけで、私は車がないので1人で来た。誤解しないで」と否定した。
これとともに「正直、家族同士が親しいわけではない。私たちは3人家族だが、そのうち私は1人であるだけ」とし、「1人で来たら母とたくさん話ができて嬉しい。母も、兄や母方の祖母と一緒に来なかったと小言を言うスタイルではない。娘が命日に来るのは当然のこと。誰と来るかが重要ではない」と述べていた。
その後、ツーショット写真をSNSに乗せたことで、兄との不和説を終結。だが、今回の受賞の感想では祖母は存在が抜け落ちており、未だ溝は埋まっていないのではと心配されている。
(記事提供=OSEN)
◇チェ・ジュンヒ プロフィール
2003年3月1日生まれ。韓国・ソウル出身。インフルエンサー。母は韓国の国民的女優だったチェ・ジンシルさんで、父は読売ジャイアンツでもプレーしたプロ野球選手チョ・ソンミンさん。両親は2000年に結婚したが、2004年に離婚。その後、母チェ・ジンシルさんは2008年に、父チョ・ソンミンさんは2013年に突然この世を去っている。2022年2月にY-BLOOMエンターテインメントと専属契約を結び、母親と同じく女優として活動するとされたが、同年5月に契約解除となった。兄のチェ・ファニはラッパー「Z.flat」として活動中。
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