人気K-POPボーイズグループBTSの「グッズ(記念品)事業の投資金」という名目で詐欺行為を行った所属事務所BIGHIT MUSICの元職員に、執行猶予が言い渡された。
『聯合ニュース』などの韓国メディアが報じたところによると、11月20日、光州(クァンジュ)地裁・刑事12部(パク・ジェソン部長判事)は詐欺(特定犯罪加重処罰法)容疑で起訴されたA氏(40)に懲役2年、執行猶予3年を言い渡し、社会奉仕120時間を命令した。
A氏は韓国の大手芸能事務所HYBEの傘下レーベルBIGHIT MUSICのチーム長を務めていた昨年6月から8月にかけて、BTSメンバーの“グッズ(記念品)事業”を行うとし、被害者から投資金の名目で計12回、合計5億7600万ウォン(日本円=約6423万円)を騙し取った容疑で起訴された。
A氏は当時、「BTSのメンバーが軍隊に行く前にソロ活動をするが、ファンに配るグッズのための投資を受けている。お金を貸してくれれば、元金と収益金を支給する」と被害者を騙した。
A氏は投資金の名目で受け取った大金を、自身の借金の返済に使用したという。
裁判所は量刑理由について「有名エンターテインメント会社のチーム長という肩書を利用し、事業投資金の名目で巨額を搾取した罪責は重い」としつつ、「だが、被害者に約6億ウォン(約6692万円)など、被害元金以上を返済した点を基に執行猶予を宣告する」と説明している。
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