ヒョンビンが「日本ではテロリスト、韓国では英雄」の人物に…韓国ヒットメーカーが“1909年”に注目の理由

映画『KCIA 南山の部長たち』以来、4年ぶりだ。ウ・ミンホ監督が『ハルビン』(原題)で戻ってくる。

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『ハルビン』は1909年を舞台に、一つの目的のためにハルビンへと向かう人々と、これを追う人々の息詰まる追跡を描いた作品。主人公は、日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文を殺害したことで知られる安重根(アン・ジュングン)。日本ではテロリスト、韓国では英雄と評価される人物を、『愛の不時着』(19)などで知られるヒョンビンが演じる。

ウ・ミンホ監督と、『インサイダーズ/内部者たち』(16)をはじめとした彼の全作品を手がけてきた製作会社ハイブ・メディア・コープが再びタッグを組み、『ただ悪より救いたまえ』(20)、『ソウルの春』(23)などのヒット作のスタッフも加わっており、今冬最高の期待作として注目を集めている。

『ハルビン』の制作を決心した理由について、ウ・ミンホ監督は「大韓義軍参謀中将として、安重根将軍が伊藤博文を撲滅したという事実は全国民が知っている。だが、その過程を映画的に面白く構成できるのではないか?と、たくさん悩んだ。安重根将軍の心に一歩でも近づけるような映画になればと思った」と話す。彼が注目した安重根の真実と独立軍の物語が、現代の観客にどのようなメッセージを与えるのか、観客の期待が集まっている。

映画『ハルビン』
(画像提供=CJ ENM)映画『ハルビン』ポスター

なおウ・ミンホ監督はこれまで、一度は振り返ってみるに値する韓国の歴史上の事件を題材にし、独自の視線で映画化してきた。

韓国社会の内部の素顔を映した『インサイダーズ/内部者たち』から、1979年10月26日に起きた大統領暗殺事件を扱った『KCIA 南山の部長たち』まで、映画というコンテンツが持つ影響力を広く知らしめて来た。

ヒョンビン
(写真=VASTエンターテインメント)ヒョンビン

ウ・ミンホ監督が1909年の出来事に着目した映画『ハルビン』は、12月25日より韓国で公開。

◇ヒョンビン プロフィール

1982年9月25日生まれ。本名キム・テピョン。2003年にドラマ『ボディガード』でデビューし、2005年の『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイク。その後もドラマ『シークレット・ガーデン』『ジキルとハイドに恋した私』『アルハンブラ宮殿の思い出』、映画『コンフィデンシャル/共助』『ザ・ネゴシエーション』など、ジャンルを問わない多彩な作品で説得力のある演技を披露した。2019年に韓国で放送された主演ドラマ『愛の不時着』がNetflixで配信されると、日本をはじめとした世界各国で大ブームとなった。

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ヒョンビンの“兵役”は何がすごかったのか。今も語り継がれる理由

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