他社アイドルの“ルックス評価報告書”が物議を醸したHYBEだが、売り上げは好調のようだ。
11月5日、HYBEは2024年第3四半期時点で5278億ウォン(約583億円)の売上を記録したと明らかにした。
オリンピック開催の影響により、所属アーティストのアルバム発売が多少遅れたが、アーティスト知的財産権(IP)関連事業の成果が反映される間接参加型売上が大幅な上昇傾向を見せ、実績を牽引したという。
HYBEは所属アーティストたちの活躍に支えられ、今年第3四半期までの累計売上額は1兆5000億ウォン(約1650億円)を超えた。昨年に続き、2年連続で年間売上2兆ウォン(約2200億円)達成に一歩近づいた。
第3四半期の売上高5278億ウォンのうち、レコード会社、公演、広告など直接参加型の売上は3230億ウォン(約357億円)だ。第3四半期にはオリンピックという世界的イベントがあったにもかかわらず、ENHYPEN、BOYNEXTDOORのアルバム販売量の伸び、NewJeansの日本デビューシングルがミリオンセラーを達成、BTS・JIMINとLE SSERAFIMの好成績など、多くのHYBE所属アーティストの活躍で堅調な実績を維持した。デビューと同時に好調な音源成績を見せたKATSEYEも売り上げに貢献している。
MD(マーチャンダイジング)およびライセンス、コンテンツ、ファンクラブの売上などの間接参加型の売上は2049億ウォン(約226億円)と集計された。これは前年同期と比較し、32%増加した数値だ。
間接参加型の売上は全部門が前年同期よりも上昇しているが、このうち64%増加したコンテンツ部門が最高の上昇幅を示している。KATSEYEのデビュー過程を収めたNetflixドキュメンタリー『』ポップスターアカデミー:KATSEYEになるまでと、SEVENTEENのコンサートムービー映画『SEVENTEEN TOUR'FOLLOW'AGAIN TO CINEMAS』などがコンテンツ売上に寄与した。
2024年第3四半期の営業利益は542億ウォン(約59億円)で、営業利益率は10%台を記録した。今年のHYBEの営業利益率は、第1四半期は4%、第2四半期は7.9%、第3四半期は10.3%と、早いテンポで上昇している。これは、新事業展開のための初期インフラ構築作業が最終段階に入り、営業利益率が回復しているものと分析される。
第4四半期も、BTS・JINをはじめとする多くのアーティストたちが活動を展開する。
JINは11月15日、初のソロアルバム『Happy』をリリースする。今作の先行公開曲『I'll Be There』はリリース直後、日本のオリコンチャート、中国のQQチャートで1位を記録。また、日本、ブラジル、オーストラリアなど計70の国と地域のiTunes「トップソング」でも1位を記録した。
そして、去る10月には12thミニアルバム『SPILL THE FEELS』で半年ぶりにカムバックしたSEVENTEENが初動販売316万枚を記録し、トリプルミリオンセラーの記録を打ち立てた。彼らは10月12、13日、高陽(コヤン)総合運動場メインスタジアムでの公演を皮切りに、来年初めまでワールドツアー「SEVENTEEN[RIGHT HERE] WORLD TOUR」を行う。
TOMORROW X TOGETHERは3度目のワールドツアー「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR ENCORE IN SEOUL」のアンコールコンサート控えたなか、11月4日にリリースした7thミニアルバム『The Star Chapter:SANCTUARY』で活発な活動を継続する。
去る7月、2ndフルアルバム『ROMANCE:UNTOLD』で初動ダブルミリオンセラーを記録したENHYPENは来る11日、リパッケージアルバム『ROMANCE:UNTOLD-daydream-』でその勢いを維持する予定だ。
ほかにも、4thミニアルバムのタイトル曲『CRAZY』で、米ビルボード「ホット100」に2週連続チャートインを果たしたLE SSERAFIMは12月に日本シングルをリリースし、3rdミニアルバム『19.99』でミリオンセラーを達成したBOYNEXTDOORは、12月に初の単独ツアー「BOYNEXTDOOR TOUR 'KNOCK ON Vol.11'」を開催する予定だ。
10月に2ndミニアルバム『I'LL LIKE YOU』でカムバックしたILLITは、デビュー7カ月でアルバム累積販売量100万枚を突破し、オリコン「週間アルバムランキング」で2位、「海外アルバムランキング」で1位に。日本でもより一層成長したパワーを見せている。
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