俳優のカン・ドンウォンが、アカデミー賞を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員に招待された裏側を明かした。
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10月23日、ソウルのあるカフェでカン・ドンウォンのインタビューが行われた。Netflix映画『戦と乱』の撮影秘話や近況などについて語っている。
『戦と乱』は、ともに育った武家の息子ジョンリョ(演者パク・ジョンミン)と彼の召使いのチョニョン(演者カン・ドンウォン)が、壬辰倭乱が起きた混乱の朝鮮時代に敵として再会するという物語。
キャストにはカン・ドンウォン、パク・ジョンミン、チャ・スンウォンなど錚々たる俳優陣、監督はパク・チャヌクという豪華ラインナップで、企画段階から注目を集めた。最近行われた「第29回釜山国際映画祭」では開幕作に選ばれた。
カン・ドンウォンは釜山国際映画祭のほかにも、AMPAS会員になったことで慌ただしい日々を送っているという。「アメリカのマネジメント会社が会員になってほしいと言ってくれた」とし、「マネジメント会社が話を進めてくれると思っていたが、僕が自分で推薦書をもらわないといけないと言われた。誰に頼めばいいのか悩んだ。頼むのもあまり好きじゃないし。悩んでいたら、アメリカの会社からプレッシャーがあった。推薦書を書いてくれる方は多いけど、何かをしてほしいと言うのが申し訳なかった。それでも監督たちとは少し気楽に話ができたので、監督のお2人に話をした」と、ビハインドストーリーを打ち明けた。
続いて「そうしたら3人の推薦書が必要だと言われた。2人でいいと思っていたのに、さらに推薦者が必要だと知り、(イ・)ビョンホン先輩に頼んだら快く手伝ってくれた。それでパク・チャヌク監督、イ・ビョンホン先輩、是枝裕和監督の3人の推薦を受けて会員になった」と説明した。
カン・ドンウォンは「アカデミー会員になって何が良いかは分からない」と笑いながらも、「アカデミーシーズンになればアプリで候補作を見ることができる。テレビでも見られる。年会費は高くないが、あるにはある。でも映画を見る価値を考えると安い。まだ候補作は選定されていないが、この前見たらたくさん(作品が)上がっていた」と冗談交じりに会員の特典を明かした。
カン・ドンウォン出演の『戦と乱』はNetflixで配信中。
◇カン・ドンウォン プロフィール
1981年1月18日生まれ。2000年にモデルとしてデビューし、2003年のドラマ『威風堂々な彼女』(原題)で俳優デビュー。映画『オオカミの誘惑』で初主演を務めた。除隊後の2014年に映画『群盗』で復帰。YGエンターテインメントに所属し、映画『華麗なるリベンジ』『MASTER/マスター』などがヒットしてトップ俳優に。2022年には是枝裕和監督の映画『ベイビー・ブローカー』に出演した。
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