20歳で結婚、3人の子どもを出産するも離婚した韓国の元アイドルが、離婚後の日常をテレビ番組で公開した。
韓国で10月22日に放送された総合編成チャンネル「TV朝鮮」の観察バラエティ番組『もう一人だ』(原題)の第7回では、ガールズグループLABOUM出身のユルヒが出演し、離婚後の心境や子どもの養育権を放棄せざるを得なかった理由を伝えた。
2018年にロックバンドFTISLANDのチェ・ミンファンと結婚したユルヒは、結婚に伴いLABOUMを脱退し、芸能生活も事実上引退した。以降は理想の家庭を築き、幸せいっぱいの結婚生活を送っていたというが、ある日を境に約1年間、離婚について悩んだという。
ユルヒは当時を振り返り、「初めて“離婚”という文字が近づいたとき、子どもたちのことを考えて克服しようと努力したが、結局は思い通りにならなかった」と心境を告白した。
子どもを産んだ後、産後うつとなった経験も明かした。1人目を出産した後、泣く赤ちゃんを見て自分も一緒に泣いていた時期を回想したユルヒは、「当時は知らなかったが、2人目、3人目の子どもを産んで考えてみると、産後うつだった」と告白。“自分に足りない部分がある”と自責した時間を振り返った。
これには女優チョ・ユニも、自身も産後うつを経験したことを告白。「子どもがいて幸せなのに、とても憂鬱でとても悲しかった」と、ユルヒに共感と慰労の言葉を伝えた。
また、ユルヒは一部から非難を浴びた“養育権放棄”の理由も初めて明かした。ユルヒは2023年12月に離婚を発表した際、3人の子どもの養育権を元夫のチェ・ミンファンが持つことで合意していた。
ユルヒは「経済的に安定し、現実的により良い環境でよく育つことを願う気持ち」とし、離婚後の自身の厳しい経済状況によって子どもたちがさらに苦しまないか苦心した末、養育権放棄を決断したという。
現在はチェ・ミンファンのもとで暮らす子どもたちと遠く離れているものの、ユルヒは子どもたちにとって恥ずかしくない母親になりたいと、離婚後の“再スタート”に対する決意を伝えていた。
なお、『もう一人だ』は、離婚などを経て再び一人になった人々が、世の中に適応して新たな幸せを探し出す過程を収めた観察バラエティだ。
次回は来る10月29日22時より『もう一人だ』の第8回が放送を予定しているなか、ユルヒの本音がさらに明らかになるのかに注目が集まっている。
◇ユルヒ プロフィール
1997年11月27日生まれ。2014年8月、ガールズグループLABOUMのメンバーとしてデビュー。2017年9月にFTISLANDのチェ・ミンファンとの交際を公開し、11月にグループを脱退した。直後の2018年1月には、チェ・ミンファンと結婚すると発表。当時ユルヒは20歳だったため、“最年少アイドル夫婦”と話題になった。結婚式前の同年5月に長男を出産し、2020年2月には双子の娘まで得て3人の母親に。その後も夫とバラエティ番組などに出演したが、2023年12月に離婚を発表した。
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