韓国の人気ユーチューバー、クァクチューブ(本名クァク・ジュンビン)が“いじめ防止”コンテンツからも削除される。
10月22日、本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、教育部(日本の文部科学省に相当)のいじめ防止コンテンツ『防御者を発掘せよ』(原題)からクァクチューブ出演シーンが削除されるという。
『防御者を発掘せよ』は、過去にいじめられた経験を持つクァクチューブが、守ってくれる“防御者”を探すという内容のウェブドラマだ。彼は「クァクチューブ」というコードネームの設定で、いじめを防ぐ者を発掘するスカウト役を演じていた。
当初、『防御者を発掘せよ』は9月20日に公開される予定だったが、公開3日前にクァクチューブが、同じグループのメンバーを脱退に追い込んだとされているAPRIL出身の女優イ・ナウンを擁護する発言をしたことで雲行きが怪しくなった。これが原因でウェブドラマも公開が無期限延期となったのだ。
韓国政府の公益広告で『防御者を発掘せよ』の公開が予告されたが、問題のクァクチューブの姿はない。製作したスタジオと教育部は内容を議論中だという。
教育部は「現在プロモーションを進行中で、公益広告のメッセージを学生たちとともに作るイベントプロモーションに内容を変更した」と説明した。
クァクチューブは9月16日、自身のユーチューブチャンネルにイ・ナウンとイタリアに旅行に行った様子を収めた映像を公開した。この映像でクァクチューブは、“グループ内いじめ”疑惑があるイ・ナウンの肩を持ち、擁護するような発言をしたことで物議を醸した。
いじめ被害者であるクァクチューブが、イ・ナウンを庇ったことが世間に大きな失望感を与えたのだ。クァクチューブは当該映像を非公開に切り替えて謝罪文を公開したが、批判の声は収まらなかった。
騒動から1カ月たっても収まらない人気ユーチューバーへの非難の声。大衆はいつ彼を許すのか、クァクチューブの一挙手一投足が注目を集めている。
(記事提供=OSEN)
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