昨年亡くなったイ・ソンギュンに功労賞が授与された。
10月2日午後、釜山・海雲台区(プサン・ヘウンデグ)に位置する「映画の殿堂」では、「第29回釜山国際映画祭」(BIFF)のレッドカーペットイベント、開幕式が行われた。
今回、韓国映画功労賞には俳優のイ・ソンギュンさんが選ばれている。大型スクリーンでは故人の生前のフィルモグラフィーを盛り込んだ映像が紹介され、これを見ていた俳優ソン・ジュンギや女優ハ・ユンギョンなどが涙を流していた。また、ソン・ジュンギのそばにいた俳優イ・ヒジュンは、涙をぐっとこらえる姿がカメラに捉えられた。
ソン・ジュンギは去る9月、イ・ソンギュンさんの遺作である『幸せの国』GV(Guest Visit)に参加し、「この映画は私にとって、イ・ソンギュン先輩を哀悼する過程として意味がある。私だけの哀悼」と言及していた。また、ハ・ユンギョンはイ・ソンギュンと同じ所属事務所の後輩だ。
司会のパク・ボヨンは、「『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』の最後の挨拶のように、今は安らかになったことを願う」とし、アン・ジェホンは「故イ・ソンギュン俳優を追慕して代表作6本を紹介する。先輩を追慕する意味深い時間になることを願う。韓国映画功労賞は遺族によくお伝えする」と述べた。
なお、今回の釜山国際映画祭では、昨年12月に突然この世を去ったイ・ソンギュンさんを追慕する特別企画プログラム『美しい人、イ・ソンギュン』が用意されている。彼の代表出演作6本の上映、スペシャルトークなどが行われる。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ソンギュンさん プロフィール
1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。
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