「BTS・SUGA防止法」が韓国国会で発議される…電動スクーターの飲酒運転も自動車と同レベルの処罰に

2024年08月22日 話題 #BTS

BTSのメンバー、SUGAが飲酒運転で物議をかもしているなかで、韓国国会では電動スクーターやキックボードと関連した処罰を強化する法案が発議された。

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8月22日、韓国国会によると、共に民主党のイム・ホソン議員が最近、個人型移動装置(PM=パーソナルモビリティ)の飲酒運転を自動車の飲酒運転と同様に処罰するようにする道路交通法の一部改正法案を発議した。

多くの韓国メディアはイム・ホソン議員の改正法案を「BTS・SUGA防止法」と報じている。

PMの事故が増加傾向

韓国では現在、PMの飲酒運転で摘発されると、20万ウォン(約2万円)以下の罰金、拘留、または科料が科される。

BTS・SUGA
(写真提供=OSEN)BTS・SUGA

一方で自動車の飲酒運転の処罰は、血中アルコール濃度に応じて最低でも1年以下の懲役または500万ウォン(約50万円)以下の罰金、最高で2年以上5年以下の懲役または1000万ウォン(約100万円)以上2000万ウォン(約200万円)以下の罰金が科される。

かなり大きな差だ。

イム議員は「PMによる飲酒運転が原因の社会的な被害が増加しており、自動車の飲酒運転においては、摘発回数が多いほど、また血中アルコール濃度が高いほど刑事処罰の量刑が重くなる点を考慮すると、現行法におけるPMの飲酒運転は、その重大性に比べて処罰が軽い」とし、法律の改正が必要であると述べた。

さらに「個人用移動装置は主にシェアリングプラットフォームを通じたレンタル方式で運営されている」とし、「レンタル事業者が運転者の運転資格を義務的に確認してから貸し出すようにし、無免許運転による事故リスクを防止する必要があるという意見が提起された」と伝えた。

警察庁と韓国道路交通公団の統計によると、過去5年間(2019~2023年)にPMが加害車両となった交通事故は計7854件発生。87人が死亡、8665人が負傷した。装置の普及が進むにつれ、事故が年々増加する傾向だ。

なおBTSのSUGAは8月6日、ソウル龍山(ヨンサン)の歩道で電動スクーターを運転して転倒し、飲酒運転の容疑で立件された。

◇SUGA プロフィール

1993年3月9日生まれ。本名ミン・ユンギ。2010年に所属事務所Big Hitエンターテインメント(現HYBE)が開催した「HIT IT AUDITION」で2位合格し、練習生に。2013年6月にBTSのメンバーとしてデビューした。グループ内ではリードラッパーを担当しており、BTSの一員として活躍する傍らで、高い作詞・作曲・編曲の実力を持つ音楽プロデューサーとしても人気を集めている。

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