私生活の噂で番組から相次いで降板した俳優イ・イギョンが、MBC『撮るなら何する?』の制作スタッフとの対立を暴露した。これに対し、制作側が一足遅れて過ちを認め、謝罪文を公表したが、ネット上では依然と冷酷な雰囲気だ。
去る11月21日、イ・イギョンはSNSを通じて最近浮上した噂と番組降板の背景について、立場を明らかにした。
先立って、SNSにはドイツ人女性だと主張するA氏が登場し、イ・イギョンと交わしたような私的、性的な会話と写真を暴露し、波紋が広がったが、所属事務所は「虚偽だ」と直ちに法的対応に乗り出した。
A氏は、「AIで捏造した写真」と意見を変えるかと思えば、続けて立場を覆し、混乱を招いた。所属事務所サンヨンENTはすでに告訴状を提出し、脅迫および情報通信網法上の名誉毀損の疑いで法的措置を取っていると明らかにした。
議論が大きくなるなか、イ・イギョンはバラエティ番組『撮るなら何する?』から降板し、合流予定だった育児バラエティ番組『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』にも出演中止となった。
彼は、SNSを通じて「ソウル江南(カンナム)警察署で告訴人の陳述を終えた」として、「根拠のないデマで大きな鬱憤を感じた」と打ち明けた。
続けて、「ドイツ人だと主張する人が数カ月前から脅迫メールを送ってきた。1日で捏造だと立場を覆したが、その余波でバラエティ番組から降板を勧められた」と、降板は自分の意思によるものではなかったことを明らかにした。
また、彼は過去の“麺すすり問題”にも言及した。彼は、「やりたくないと言ったが、うどん屋さんを借りたとお願いされて、自分の『バラエティとしてやっています』というコメントは編集された」として、「議論が生じた後、制作スタッフは『気が急いていた』という言葉だけを残し、すべての非難を1人で耐えなければならなかった」と吐露した
『スターパパ奮闘記!スーパーマンが帰ってきた』もやはりVCR撮影だけ行うと聞いていたが、実際には記事で出演者交代を知ったと明らかにした。
イ・イギョンの暴露が続くと、『撮るなら何する?』の制作スタッフは放送当日、公式コメントを出し、責任を認めた。制作スタッフは“麺すすり問題”について、「出演者を保護できなかった制作スタッフの不手際だ」として、「面白くしたいという思いで、編集の過程でも適切な配慮が足りなかった」と認めた。番組降板の過程についても「所属事務所に降板を先に勧めた」とイ・イギョンの主張を事実だとした。
ただ、制作スタッフの釈明にも関わらず、視聴者の反応は冷たい。ネット上では、「イ・イギョンの言葉が事実ならば、制作スタッフがあまりにも無責任だった」「議論が生じれば、出演者に責任を転嫁する構造から変えなければならない」「謝罪が遅い」「編集で出演者のイメージが悪くなったのに、単純なミスだと見過ごせるのか」といった批判が続いている。
制作スタッフの謝罪と釈明にも関わらず、今回の事態が単なる出演者とスタッフの対立を越えて、バラエティ番組の制作方式全般に対する問題提起として拡散し、議論は簡単には収まらない見通しだ。
(記事提供=OSEN)
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