『サンガプ屋台』から『あいつ』まで、女優ファン・ジョンウム「共感が大切」【インタビュー】

2020年09月03日 テレビ

女優ファン・ジョンウムが“笑い”と“共感”で韓国ドラマをにぎわせた。

ファン・ジョンウムはNetflix(ネットフリックス)でも人気の高い『サンガプ屋台』に続き、9月1日放映終了した『あいつがあいつだ』(原題)まで、相次いで視聴者と会った。『サンガプ屋台』では神秘的な屋台の店主を演じてイメージを一身し、『あいつがあいつだ』では彼女の持ち味であるラブコメで視聴者を楽しませた。

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休むことなく2つの作品を終えたファン・ジョンウムは、まだ余韻が残っていると述べた。

『あいつがあいつだ』への思い

ファン・ジョンウムは「生活の喜怒哀楽や人々が生きて暮らす話を盛り込んだ『サンガプ屋台』と、誰もが1度くらい悩んでみたことがある恋愛、結婚などに触れた『あいつがあいつだ』は、それぞれ違った魅力で愛され、うまく締めくくることができて幸せだった」とし、「演じた2人のキャラクターはいずれもさっぱりしていて、はっきりとした発言も多い能動的な人物だったので、演技しながら楽しかった」と振り返った。

ドラマ『あいつがあいつだ』(上)と『サンガプ屋台』

『あいつがあいつだ』でファン・ジョンウムが演じたソ・ヒョンジュは、恋愛と結婚について“非婚”を堂々と主張する率直なキャラクターで、ファン・ジョンウムの演技とぴったりハマった。

製薬会社代表ファン・ジウ(演者ユン・ヒョンミン)とウェブトゥーン作家パク・ドギョム(演者ソ・ジフン)と三角関係のロマンスを繰り広げ、最終回では結婚式ではなくカップル宣言式を行い、ハッピーエンドを迎えた。

ファン・ジョンウムは、「結婚しないことに対する確固たる考えを持ったソ・ヒョンジュが自分を愛し、両親の反対を受けても主張を曲げない姿が素敵だったし、誰もが現実的にする悩みにも共感できた」とし、「ソ・ヒョンジュは自分自身の人生を毎日悩み、ずっと良い判断をしようと努力しているのだが、その姿を彼女らしく描き出したかった」と話した。

ファン・ジョンウムのラブコメとは?

劇中のソ・ヒョンジュは、仕事と恋愛において自分の考えや選択に堂々としていたところが魅力的だった。現実で30代のファン・ジョンウムの仕事の満足度はどうか。

ファン・ジョンウムは「一日一日に感謝の気持ちがわくことを考えると、すべてのことに満足度が高いようだ」とし、「最近SNSに過去に出演した作品の写真を上げたが、以前のドラマの中のキャラクターたちの写真を見ていると、当時の自分がどれだけ楽しく演技していたかが思い出され、初心に戻れて良かった。現場で演技することができ、良いキャラクターを表現することができるこの仕事に、本当に感謝している」と答えた。

(写真提供=C-JeSエンターテイメント)ファン・ジョンウム

ファン・ジョンウムは『私の心が聞こえる?』『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』を次々とヒットさせ、ラブコメジャンルで頭角を現した。また結婚と出産を経てからも作品選びをきちんと行い、相変わらず“ラブコメクイーン”であることを証明した。女優ファン・ジョンウムに対する視聴者の信頼は、さらに高まっているといえよう。

そんな彼女に「ファン・ジョンウムのラブコメとは何か」と聞くと、「共感」という回答が返ってきた。

彼女は「自分に置き換えてみたり、友達のように、姉のように考えてもらえたりしているようだ。リラックスして共感できるような姿を好んでもらえることを知っているので、演技も最大限にリアルにしようとしている」とし、「そうすれば人々が生活していく話がおもしろく感じられるので、ラブコメをたくさんやってきたようだ。ラブコメだからといって笑わせようと演技するのではなく、心を尽くして演技しようとしてきた」と強調した。

『サンガプ屋台』、もしシーズン2があれば…

ラブコメではないが、『サンガプ屋台』もまた多様な前世の事情を通じて視聴者を笑わせ、泣かせたという点で、共感の要素が多い作品だった。『サンガプ屋台』でファン・ジョンウムは、500年のキャリアを誇るカウンセラーに扮し、原作ウェブトゥーンとの高いシンクロ率を見せた。

ネットフリックスで同作が高い人気を集めているなか、シーズン2が制作されたら出演するかと尋ねると、ファン・ジョンウムはウォルジュに対する愛情を表わし、「苦労した監督、俳優、スタッフの方まで戻ってきて一緒なら出演したい。500年の恨みを晴らしてクィ班長とガンベに会う話と、サンガプ屋台を訪れる新しいお客の話を入れれば、おもしろくなりそうだ」と期待した。

(写真提供=C-JeSエンターテイメント)ファン・ジョンウム

実は『あいつがあいつだ』は撮影終盤、出演者に新型コロナ感染者が発生し、ラスト2回の放送を控えて撮影を中断する最悪の状況を迎えりした。

ファン・ジョンウムは「私よりも監督やスタッフなど、現場関係者の方々の苦労が多かった」と無事に終了した撮影に安堵をのぞかせながら、「誰もが大変な時期を経験しているので、良いニュースを聞くことができたらと思う。視聴者の方にも常に健康気をつけて、明るく幸せなことが訪れてほしい」とメッセージを送った。

今年上半期を忙しく走り抜けたファン・ジョンウムは、しばらく休息を取って次期作を検討する予定だ。

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