『愛の不時着』に続く話題作? BTOBソンジェも出演する『サンガプ屋台』が注目されるワケ

2020年07月12日 話題 #韓国ドラマ

韓国の人気ウェブ漫画を原作にしたファンタジードラマ、『サンガプ屋台』が、Netflixで配信されて以降日本でもジワジワと人気を集めている。

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『サンガプ屋台』は、神秘的な屋台を営む女将とバイトの青年が、人々の夢の中に入り恨みを晴らすファンタジーカウンセリングドラマ。原作コミックの連載時から厚い支持を得ていた同作だが、ドラマならではの臨場感や演出も視聴者の心を掴んで離さなかった。

“新概念”のキャラクターが生み出す“新感覚”の世界観

『サンガプ屋台』を語るうえで欠かせないのが、個性あふれるキャラクターたちだろう。

恨みを抱える人々の夢の中に入り、彼らの心を解きほぐす屋台の女将ウォルジュ(演者ファン・ジョンウム)、“体に触れた対象は悩みを打ち明けるようになる”という特異体質のアルバイト青年ハン・ガンベ(演者BTOBユク・ソンジェ)をはじめとする異色な人物たちが繰り広げる立体的な物語は多くの視聴者を魅了した。

とくに、ウォルジュは「恨み晴らし」の実績になることでなければ人前に出ることのない気難しい性格の持ち主。しかし、特別な事情を抱えた客に出会うとまるで自分自身のことのように怒り興奮する。

この世とあの世、そして夢の世界を行き来するキャラクターたちの人間的な魅力は、『サンガプ屋台』ならではの見ごたえと言えるだろう。

原作の感動と視覚的な面白さから成る“共感エピソード”

タイトルであると同時に、物語のメイン舞台となるサンガプ屋台の“サンガプ”は、感じで“双甲”と書く。これには「双方が甲である」「相手を同じ目線で眺める」という意味が込められている。

韓国のリアルタイム放送時に、原作ファンが感動ポイントに挙げたのが“差別化されたエピソード”だった。これについて劇中でヨム部長を演じたイ・ジュニョクは「いろんな目線に合うエピソードと、感動がある」とし、女将のウォルジュを演じたファン・ジョンウムも「私たち皆が生きてゆく物語」と説明した。

上司の気苦労に苦しむ会社員、“乙”にならざるを得ない就活生、口に出すこともできない過去を持った客など、視聴者にとっても身近な誰かになり得る人々の共感エピソードが繰り広げられた。

さらにはクオリティ重視の映像美も加わり、ドラマの魅力を一段と引き上げた。


「善を勧め、悪を懲らしめる」痛快なストーリー

疲れた日に美味しい料理とほろ苦い酒を思い浮かべるように、大変な1日の責任を取るのがサンガプ屋台。この屋台には、悪人には報復を、心に傷を負った人には勇気と癒しを与えるウォルジュ女将がいるからだ。

ウォルジュを演じたファン・ジョンウム自身も「ウォルジュはサイダーのようにスカッとするコメントをたくさん飛ばす」とキャラクターに対する愛情をあらわにしている。ユク・ソンジェは放送に先立って「疲れきった心が少しでも癒される作品になってほしい」と語ったが、その願いは多くの視聴者に届いたようだ。

7月2日にNetflixに登場した『サンガプ屋台』だが、配信開始から約1週間でTOP10入りを果たすほど日本の視聴者から大きな反響を得ている。『愛の不時着』や『梨泰院クラス』からはじまったNetflixの“韓ドラ”ブームだが、熱い旋風はしばらく続きそうだ。

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