韓国ラッパーたちのトラブルが後を絶たない。“自作自演の死亡劇”に暴行と、世間の批判は激しくなる一方だ。
先月31日、警察によると、ソウル麻浦警察署は有名ラッパーのA氏が通行人に暴行したという通報を受け付け、立件前の調査(内偵)に着手した。
直近では、デビュー15年のキャリアを持つラッパーのAが、暴行事件を起こしている。7月28日夜、ソウルの公園で通行人を、携帯電話などを利用して暴行したという。警察による、Aは通行人に対して、「自転車をまっすぐ引っ張って行け」などの発言をしたとのことだ。
この暴行で、被害者は目の近くに怪我を負い、歯の一部を損傷する被害に遭った。通報を受けて出動した警察は、現場でAと被害者に話を聞いたあと、帰宅措置を取っている。
Aは2008年に有名事務所に入り、2010年にデビュー曲を発表。そして人気HIPHOPサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY』(Mnet)シリーズに審査員・プロデューサーとしても出演しているという。
そして7月30日には、ネット上のHIPHOPコミュニティなどでラッパーのCh1tkey(チートキー、本名チョン・ジュンヒョク)の死亡説が浮上した。彼の友人だと名乗る人物は、「インスタグラムのフォロワーが1400人に到達すれば、Ch1tkeyが屋上から落ちるという公約を掲げた。Ch1tkeyが落ちる真似をしてから、オンラインギフトを視聴者にランダムでプレゼントして終えるという計画だったが、Ch1tkeyが滑って下に落ちた」という文を投稿したのだ。
続いて、Ch1tkeyの彼女だと名乗った人物も登場。「お兄さん(Ch1tkey)が夢見ていた世界で、自由に豊かに暮らせると信じている。この間、とても苦労したよ」とし、「あまりにも泣いたが、お兄さんは良いところに行ったと思う。愛してる。そしてごめん。ありがとう。そこに行ったので、いつも幸せだよ」という、“追悼文”が信憑性を高めた。
しかし、これはCh1tkeyの自作自演だったことが判明。死亡説が広く知られると、彼はインスタグラムに映像を掲載し、BGMに自身の新曲『back』を設定した広報し始めた。また、ライブ配信で荒唐無稽な発言を続けるなど、全く反省のない姿を見せて大衆の怒りを買った。
このように、ラッパーの問題行動が相次いでいる韓国。ネットユーザーも「最近のHIPHOPはどうしたのか」「驚くことでもない」と怒りを通り越して呆れ果てている。
(記事提供=OSEN)
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