麻薬容疑で裁判中の俳優ユ・アイン(本名オム・ホンシク)に、同性への性的暴行が飛び出た。
7月26日、韓国警察によると、ユ・アインは30代男性に性的暴行を加えた疑いで告訴されたという。ソウル龍山(ヨンサン)警察署は告訴状を受け付け、ユ・アインを立件した状態だ。
警察関係者は、「まだ被告訴人(ユ・アイン)には別途連絡していない」とし、「近いうちに被告訴人を召還して調べる予定」と話す。
告訴人のAさん(30)は今月14日、龍山区のオフィステルで寝ていたところ、ユ・アインから性的暴行を受けたと主張している。現行法上、同性が性的暴行を加えた場合、類似“強かん”罪が適用される。同オフィステルはユ・アインやAさんの居住地ではなく、現場には当時、他の男性たちもいたと知られた。
警察は麻薬類の常習投薬容疑で裁判を受けているユ・アインが、麻薬を投薬した状態で犯行に及んだ可能性も残している。
この疑惑に対して、ユ・アインの弁護士であるパン・ジョンヒョン氏は「ユ・アインに関する告訴内容は事実ではないことを明らかにする」とし、「併せて、私生活に関する不必要な推測は自制して下さることをお願いする」と明らかにした。
なお韓国検察は昨年10月、麻薬類管理に関する法律違反などの容疑で、ユ・アインを起訴した。ユ・アインは2020年9月から昨年3月までソウル一帯の病院で、美容施術のための睡眠麻酔を受けるとして181回にわたって医療用麻薬類を投薬した疑いが持たれている。その投薬量は、プロポフォール9635.7ml、ミダゾラムmg、ケタミン11.5ml、レミマゾラム200mgなどと調査された。
また2021年5月から昨年8月にかけては、他人名義で44回にわたってザナックスなどの睡眠薬を計1100錠余り違法に処方してもらい、購入した疑惑も受けている。昨年1月には共犯者4人とともにアメリカで大麻を喫煙し、他の人に喫煙を教唆した疑惑もある。
24日に開かれた一審裁判では、検察から懲役4年と罰金200万ウォン(約22万円)を求刑された。
当時、ユ・アインは最後の弁論で、「今回の事件を経験しながら、私の人生全体を振り返ることができる時間を持った。事件を通じて、より成熟して責任感のある人として生きていくことを固く誓っている」とし、「今後、はるかに健康で率直な姿で私を大切にしてくれる多くの方々に報い、社会により一層大きく貢献できるようにする」と述べていた。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名に。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演した。
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