軽率そのものだ。韓国芸能界の麻薬事件が連日続いているなかで、歌手New Champ(本名チョン・ヒョンチョル、37)が冗談にならない“イタズラ”で袋叩きにされている。
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麻薬事件を軽く考え、深刻さを理解できない、あまりに軽率な行動だった。
New Champは最近、自身のインスタグラムに「私の分別のない判断力がとんでもないイタズラになってしまった。申し訳ない。こんなイタズラはするものではないことを今知った。本当にただの冗談だと思っていたが、今見たらそうではないようだ。もう一度謝罪し、無条件で申し訳ありません」と書き、頭を下げた。
これは、「麻薬を自首したラッパーA」を自分であると嘘をついたことに対する謝罪だった。
先立って1月19日、ソウル龍山(ヨンサン)警察署が麻薬を自首したラッパーAを麻薬類管理法違反の容疑で内偵中とのニュースが報じられた。
これに対してNew Champは、とあるソーシャルメディアの掲示物に自分が「麻薬自首ラッパーだ」という趣旨の内容のコメントを残した。その後、次々にNew Champに関する記事が報じられ、波紋が広がると“とんでもないイタズラ”と自ら立場を明らかにして混乱を与えたことについて謝罪したのだった。
またNew Champは「申し訳ない。イタズラで付けたコメントがこのように波紋を呼ぶことを知らない自分が、とても情けなく嘆かわしい。本人は麻薬をしていない」と、謝罪文を掲載した。
彼は「申し訳ない理由は、麻薬をして自首した有名ラッパーが誰なのかが注目されるなかで、コミュニティから持ってきた記事にコメントで“私が麻薬を自首したその張本人だとイタズラをしたこと”が記事化され、様々なブログやコミュニティに広がっていることに対してだ。周囲の被害者と不快な心境を感じたすべての方々に、頭を下げて申し訳ありません」と説明した。
New Champは「分別のないイタズラ」だったと議論の収拾に乗り出したが、深刻性を理解できなかった彼の軽率さはあまりに残念だ。近年、麻薬事件は芸能界だけでなく、社会全般に大きな問題になっている事案だ。
さらに2023年には多くの芸能人に麻薬疑惑が浮上して大きな衝撃を与え、これによる悲報も発生した。
New Champもやはり音楽を愛するミュージシャンとして、少なくとも彼のファンに影響力を持つ人物といえる。しかし彼は自分の影響力を自覚しないまま、深刻な社会問題をイタズラに利用した。彼の表現通り、分別がなく、情けない行動だった。
何よりも彼には、2020年に飲酒運転で摘発されて懲役1年を宣告され、2021年に出所した過去がある。飲酒運転でファンと大衆に失望感を与え、再び軽率さで議論の対象になったNew Champだ。
(記事提供=OSEN)
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