チャンネル登録者1010万人を誇る人気ユーチューバーのツヤン(Tzuyang、本名パク・ジョンウォン)が、元恋人A氏に暴行やリベンジポルノの脅迫を受けたと告白し、波紋が広がっている。
ツヤンは7月11日未明、自身のYouTubeチャンネルを通じて、元恋人であり、元所属事務所代表のA氏に4年間にわたって暴行を受け、数億ウォン(数千万円)を騙し取られたと語り、衝撃を与えた。
元恋人に継続的に暴行されたというツヤンは「一日に2回は殴られた。お金はどうやって稼ぐのかと言われ、以前から配信をしたかったと言って、配信でお金を稼ぐと話した。その後も毎日、殴られながら配信した。顔はバレるからと、体を殴った。初めて配信したときに稼いだお金は、全部持っていかれた」と明らかにした。
これまでツヤンがアップした動画には、暴行を受けたときに自らを守ろうとした傷跡と見られる腕のあざや大型の“ばんそうこう”が目立ち、「暴行された」という彼女の主張に説得力を加えている。
ツヤンが半袖を着て撮影に臨んだ日は、細い両腕にあざがたくさんあり、ばんそうこうがついていた。当時、リアルタイムチャットに参加したファンらも、ツヤンのあざができた腕を見ながら心配したりした。
しかし、ほとんどのファンは、職業が“大食いユーチューバー”であるため、料理をしてできた傷か、個人的にあざがよくできるタイプだと推測し、ツヤンもこれについて特別な言及をしなかった。
だが実は、2019年に配信を始めた直後から、なんと4年間にわたって収益を搾取され、深刻な暴行によって生じた傷痕だったのだ。
ツヤンの暴露後、彼女の法廷代理人であるキム・テヨン弁護士やキム・ギベク弁護士も、A氏の暴行の証拠写真や脅迫メッセージ、暴行の状況が盛り込まれた録音記録などの各種資料を公開し、大衆を驚愕させた。
2人は「ツヤンの被害事実も大きく、証拠写真も多かった。ツヤンが受け取れなかった精算金は少なくとも40億ウォン(約4億6700万円)」と主張し、「A氏を相手に性的暴行、暴行常習脅迫、常習傷害、恐喝(未遂罪含む)、強要(未遂罪含む)、通信媒体利用淫乱などの疑いで刑事告訴を進めたが、事件進行中にA氏が“極端な選択”で死亡し、刑事告訴は不送致、公訴権なしで終結した」と知らせた。
A氏が突然この世を去り、その後の1年間はツヤンの腕からあざが消えたことにも注目が集まった。この日の明け方のライブ配信でも、ツヤンの腕には青いあざの跡はなかった。
一方で、「サイバーレッカー連合」に所属するユーチューバーのクジェヨク、Caracula、チョン・グクジンなどが、ツヤンのこのような過去を口実に脅迫してきたという疑惑が浮上し、議論を呼んでいる。
先立ってYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」は、Caraculaがクジェヨクとの通話で、ツヤンについて「黄金の卵を産むガチョウ」と話す内容が含まれた録音記録を公開した。
その動画が公開されると、Caraculaに対する批判が殺到。これに対して彼は「ホ・ウン(プロバスケ選手。元恋人との葛藤がイシューに)事件に対する報復なのか、それとも誰かによる意図的な、組織的な陰謀なのか」とし、「私は自分の2人の息子をかけて、ユーチューバーとして生きながら誰かから不正なお金を受け取った事実がない。そして、それを私が今までユーチューバーとして生き、唯一の人生の自負として生きてきた。反論の資料と釈明動画を早く作って公開する」と強く反論した。
(記事提供=OSEN)
◇ツヤン(Tzuyang)プロフィール
1997年4月25日生まれ、本名パク・ジョンウォン。2018年頃からユーチューバーとして活動。見た目とはギャップのある“大食い”動画で愛され、YouTubeチャンネル登録者数は1010万人(2024年7月現在)に上る。韓国ギャラップ社が2024年6月に発表した「韓国人が最も好きなユーチューバー」で1位を獲得しており、テレビ番組やCMにも出演して活躍中。ゲームグラフィック&漫画アニメーション学科を卒業しており、絵がとても上手い。
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